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かもめんたる・岩崎う大が東京03・角田晃広に“フレッシュさ”を要求!?

東京03の好きにさせるかッ!

 実力派お笑いトリオ・東京03(飯塚悟志、豊本明長、角田晃広)が、ゲストと共にラジオコントを行う「東京03の好きにさせるかッ!」(NHKラジオ第1)。同番組のコント作家の1人である、かもめんたるの岩崎う大さんが3月26日に再び登場します! 2度目ということで、今回はリハーサル後に岩崎さんの演技指導が付くこだわりぶり。より面白くするために、的確な指示をしていく岩崎さん。この様子は放送されないのですが、『こちらも放送してほしかった~!』と記者が思うほどでした。そんな岩崎さん書き下ろしのコント「角田くん行きつけの小料理屋」をおくるほか、2019年4月から毎週木曜のレギュラー番組になった番組の1年を、岩崎さんと東京03のお三方に振り返ってもらいました。

── あらためて、今までにないラジオコントを書くというオファーを受けてどう思われましたか?

岩崎 「自分に合った仕事だなと思ったのと、(東京)03さんのコントを書けるということがうれしかったです。とてもいい仕事が回ってきたというのが純粋な感想でした。しかも毎週レギュラーになって、ビッグチャンスだなと」

飯塚・豊本・角田 「うわー、うれしい!」

岩崎 「コントをたくさん書いていくうちに、以前書いた作品とかぶってはいけない縛りが出てきて…。それがあったからこそ、1回目の時には書けなかった展開が思い付けたこともありました。毎回勉強になっていて、鍛えられている気がします」

── きっと、それが演劇界の芥川賞ともいわれる「岸田國士戯曲賞」の最終候補にノミネートされたことにもつながったんですね!

飯塚 「すごいですよね! 芸人では初めてノミネートされたらしいですよ!」

岩崎 「書く体力はついてきて、スピードも上がってきていると思います」

── ご自身が作って出演されるコントは今回で2回目となりますが、前回よりブラッシュアップされたところはどこでしょうか?

岩崎 「前回は“自意識”というテーマで、自分のキャラクター性を生かして作ったんですけれども、今回はトークパートで1年を振り返るということだったので、コントのテーマが特になかったんです。純粋にコントを成り立たせることだけを考えればよかったので、前よりも冷静に見ることができました。前回はゲストだったので、自分が話の中心にいるコントを作りましたが、今回は皆さんと同じ立ち位置だったのでやりやすかったです。今年度の締めくくりなので、より楽しくやれるものをということも考えましたね」

── 東京03さんは、今回のコントにどんな感想を持ちましたか?

飯塚 「面白かった。豊本と角ちゃんが失敗した時、僕が2人に『かわいい』と言うことがあるんですけど、それとコントの内容がたまたま当たっていて…。当て書きじゃないのに当てられていた、当てられ書き(笑)。なかなかないですよね。2月27日放送の井戸田(潤)くんがゲスト回の角ちゃんにも、彼ならやりそうなことを書かれていたし…。当てられ書きをしているのが不思議だなと。見透かされている感じがします」

一同 「あははは(笑)」

角田 「これだけやっていると見抜くのが早いね! やっぱ先生だな!」

岩崎 「たまに、YouTubeで(東京)03さんのコントを拝見するんです。すると、新しい発見があって…見えてくるところはありますね」

飯塚 「そうなの? 研究してくれているの?(笑)」

角田 「ありがたいね」

── …ということは、岩崎さんはYouTubeなどでお三方のコントをご覧になって、キャラクターを見抜かれているということでしょうか?

飯塚 「それで分かっていたら、すごくない!?」

岩崎 「なんでなんですかね? それが(東京)03さんから受けた印象で書いたわけではないんですけど…。自分でも不思議な現象です」

飯塚 「そういう能力があるんじゃない? 脚本家としては最高の力だよね!」

豊本 「僕は、う大くんの怖いテイストが好きで…」

飯塚 「豊本は好きそう!」

豊本 「今回のコントもそういう怖さがあったりして、面白かったです」

角田 「『空気殺す』っていうセリフは、う大くんならではだよね」

飯塚 「あれは、う大くんにしかできない」

豊本 「小料理屋亭主(岩崎)が自分で変な空気にしておいて、『なんか気まずいな』と急に真人間に戻る感じとかも『怖いな、こいつ!』とたまらなかったです(笑)」

角田 「ネタが面白いのは分かっているんですけど、う大くんに演技を付けてもらうことになったのがプレッシャーでしたね。急に先生感を出してくるから…」

飯塚 「そんなことねーわ!(笑)」

角田 「ちょっと緊張しちゃって…。でも大丈夫って言ってくれたから、よかったです」

飯塚 「『フレッシュにやってくれ』という角ちゃんに対する演技指導ね。あれは僕も思いました。おじさんなんだもん!」

一同 「あははは(笑)」

飯塚 「おじさんのダメ人間はいじりづらいじゃん!」

角田 「なかなかフレッシュな声は出ないですね(笑)」

── 回を重ねるごとに、いろんなことができるようになったのではないでしょうか?

岩崎 「元々、皆さんの声は脳内再生できるので、コントを考えている時は面白い時間なんです」

飯塚 「そうやってイメージしながら書いているのに、角ちゃんが鼻声で全然声が違った時があったらしいじゃん(笑)。脳内で完璧に再生されていたのに、ラジオを聞いてみたら、『全然違うじゃないか! 誰だ?』って」

角田 「風邪をひいてるんじゃないよって(笑)」

岩崎 「そんなこともありましたね(笑)」

── 東京03のお三方は、1年にわたって、レギュラーでラジオコントをやった手応えはどうですか?

飯塚 「本当にクオリティーが高いんですよ。毎週コントを1本やるという大変な番組なのに内容の質を維持できているのは、すごいなと。う大くんをはじめ、作家さんが頑張ってくれているんだと思います。今年度は40本以上放送したんですけど、う大くんは15本も書いてくれて…。本当に引き入れてよかった。しかも、高いクオリティーの作品だからほかの作家の方も焦ると思うんだよね。結果、水準を引き上げてくれて。その上、ほかの後輩たちもコント脚本を持ち込みでやりたいって言ってくれたりして…。こんな夢のような番組はないですよね。ありがたい」

── ゲストも普段コントをされない声優や俳優の方々がいらしていますが、それについてはどうですか?

角田 「実際に動いてコントをするわけではなく、声だけで演技をするわけですけれど、声優さんのメリハリのすごさを目の当たりにするとびっくりします。『そんなに変われるんだ!』と笑っちゃうこともあります。本当にすごいものを見せつけられている感じがしますね。以前、声優さんが言ったセリフを僕がなぞってと言われたけど、同じようにはできませんでした(笑)」

豊本 「本当にいろんな方とコントができてうれしいです。特に中川家さんとはほかの番組で会うけど、一緒にコントをやるという発想がなくて…。やってみたら楽しくて、面白いし、すごいなと」

飯塚 「吉村(崇)くんと一緒にコントをすることはなかったので面白かったです。寝起きで収録に来て、コントで完全に声をからしていましたけど(笑)」

角田 「声をつぶす人多いんですよ」

飯塚 「そうなの。準備運動も何もなく、急に大声を出させられるから。みんなつぶして帰っていく(笑)」

── 皆さん声をつぶして帰るんですね…(笑)。岩崎さんはご自身が作ったコント以外を聞いて、「これはやられたな!」と悔しかったコントはありましたか?

岩崎 「8月8日放送の玉井詩織さんがゲスト回の『若きプロジェクトリーダー』ですね。その中における角田さんの『イエーイ!』の言い方です」

飯塚 「『イエーイ!』なんて、しょっちゅう言ってない?」

── おじさん(角田)が女子の気持ちを理解するために頑張っているコントでしたよね。

岩崎 「あの時は角田さんに台本を超越した面白さがあって…。アドリブをその場で作っている感じになるのは、いいですよね」

角田 「あははは(笑)」

飯塚 「あれは、めちゃくちゃ直したもんね」

岩崎 「それと、コントの終わりの方でだらだらしちゃうところがあるのも好きです。あそこのファンはいると思います」

── 次回、3回目もあると思いますが、東京03の皆さんはどんなコントを作ってほしいですか?

飯塚 「こっちの要望を出すのではなく、何にも知らずに読みたいですね。う大くんの台本はすでに楽しみになっています」

豊本・角田 「うん、分かる」

角田 「知らない状態で見て、『わ~! こんな感じなんだ』ってね」

── 番組内で、飯塚さんがコントを書くことはないんですか? 井戸田さんの回は自分たちのコントでもやりたいとおっしゃっていましたが…。

飯塚 「書かない(笑)。取っておきたいんですよ。もったいないでしょ? そう、井戸田くんの回のコントは欲しかった。あの設定はいいなと思いました」

── そこから、「じゃあ自分で書こう!」と…

飯塚 「そこは全然思わない! できれば自分たちのコントに残しておきたい!」

一同 「あははは(笑)」

飯塚 「いいのができちゃったら、もったいなくないですか?」

角田 「コントといえば、若手のゲストが実際にコントを書いてくる持ち込み企画は、飯塚さんが作ったうまいシステムだと思います!」

── 確かにそうですね! 若手の皆さんも出たいでしょうし。

飯塚 「自分だったら嫌だから『断ってもいいんだよ』という気持ちで言っているんですけど、持ってきてくれる。ありがたいですよね」

── では、今後も飯塚さんが書くことはなさそうですね。

飯塚 「どうなんでしょうね。(岩崎さんを見て)うちにはエースがいるから! 本当にレベルを引き上げてくれていますもん。ほかにもゾフィーの上田(航平)くんとか、すごいメンバーばかりだからね」

── 頼もしい方々に番組は支えられているんですね。ありがとうございました!

東京03の好きにさせるかッ!

 「番組のラジオコントは書かない!」とかたくなに言われていた飯塚さんが書く日は来るのでしょうか(笑)。さて、岩崎さんが書かれたコント「角田くん行きつけの小料理屋」では、上司(飯塚)を自分の行きつけの小料理屋さんに連れて行った30歳の部下(角田)が、小料理屋の亭主(岩崎)とおかみ(豊本)にとてもかわいがられていることが判明します。納得がいかない上司でしたが、その後、意外な事実が分かり…。まさに“岩崎う大ワールド”がさく裂した内容となっています。また、トークコーナーでは、岩崎さんがこれまで書いたコントを中心に番組の1年間を振り返り! それぞれのエピソードを聞いていると、そのコントがもう一度聞きたくなります。また、今後ゲストに来てほしい人として、そうそうたるメンバーの名前が出ていましたがどうなるのでしょうか? そちらは4月からの放送で実現を楽しみに待ちましょう!


【番組情報】
「東京03の好きにさせるかッ!」
NHKラジオ第1 
木曜 午後8:05~8:55
(3月26日放送:ゲスト・岩崎う大)

NHK担当 K・H





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