スペシャルインタビュー

特集

三浦春馬&多部未華子が3度目の恋人役! 伊坂幸太郎の小説を映画化した恋愛群像劇

 恋愛群像劇「アイネクライネナハトムジーク」で、三浦春馬&多部未華子が3度目の共演。作品の見どころやキャラクターの魅力に加え、互いの変化についても語る。

──9年前の映画「君に届け」に始まり、本作で3度目の共演になります。お互いの印象など、どんな変化を感じますか?

三浦 「9年前から多部さんは、乱さない、という印象が変わらないんです。自分のペースをしっかり守り、常に凛としていて。“ぶれない”というか」

多部 「9年前の春馬くんは、少年という感じだったので、大人へと変わった…かな。見た目!?」

三浦 「そりゃ、そうだ(笑)。ほら、内面って外見に出るから…と、自分で自分をフォローしてみたりして(笑)」

多部 「ただ、昔からとても真面目なのは変わらない。作品に対しても役に対しても、昔から本当に真面目でした」

──ご自身の演技の仕方や役へのアプローチなどは、少なからず変わったのでしょうか?

多部 「そうですね、そういったところも、私自身は変わっていないと思います」

三浦 「僕は子役からやっていますが、自分にどのやり方が合っているのか分からないまま突っ走った時期はあったと思います。徐々にやり方や、仕事というものを分かってきてはいますね。それを“慣れ”と言っていいのかどうかは微妙ですが」

──三浦さんはごく普通のサラリーマン・佐藤、多部さんは佐藤の恋人の紗季を演じられました。それぞれ演じられた役を、どのように理解しましたか?

多部 「私としては、紗季ちゃんの気持ちがあまり理解できなくて…(笑)。10年も付き合っていたら、大体は女性の方が焦るものだと思うのですが、紗季は(プロポーズされても)一度、留まって佐藤を突き放したり、意志が強いかと思えば、直接、佐藤にはっきりとは(気持ちや不満を)言わない。不思議な性格だな、と思いました」

三浦 「でも献身的で実直で、パートナーとしては理想的な女性だな、と感じました」

多部 「それに対して佐藤は、優柔不断で言葉がうまく出てこない。言うなれば、求めている言葉が一つも出てこないパートナー(笑)。けれど憎めない。春馬くん自身が佐藤に似ているのかは分からないけれど、佐藤のそういう“天真らんまんな憎めなさ”を、とてもうまく演じられる方だな、と思いました」

三浦 「バスを降りて紗季に思いをしっかり伝えるシーンで、今泉(力哉)監督に“多部さんの表情を使ってあげてください”と言われたんです。すごく大事なシーンだから、僕も佐藤の心情を考え、気持ちを作って臨んだんだけれど、それだけに自分一人で芝居をしてしまっていたのかな、とハッとして。多部さんの表情の移り変わりで気持ちを理解しようとしたら、僕の表情も全然違うものになったらしくて。それで逆にお芝居も楽にできました。初心に戻してくれた監督に感謝です。また、そんな変化をもたらしてくれる多部さんは、やっぱりすてきな女優さんだな、と思いました」

──群像劇でもある本作は、ユニークなキャラクターが多く登場します。お気に入りのキャラクターはいますか?

多部 「私は、矢本(悠馬)くんが演じた織田のキャラクターがどうも苦手です(笑)。織田にはこんなにもきれいな奥さんがいて、幸せな家庭を築いているのに、佐藤はなぜ結婚できずにいるのだろう、と。佐藤がかわいそうになるというか、滑稽に映ってしまって…(笑)」

三浦 「僕としては、織田のキャラクターが好きというか、佐藤と織田の友人関係が、すごくすてきに思えるんだけどなぁ(笑)。群像劇だけにたくさんユニークなキャラクターが登場して、それぞれのエピソードにほっこりできると思います。そこをぜひ楽しんでほしいです!」


【OUR MOVIE~10年後にまた見たい】

多部 「もう一度、見たい映画はたくさんあるけれど、10年後に意味を感じるとしたら、『タイタニック』(’97)をまた見てみたいです。」

三浦 「分かる。僕も、もう一度見てみたいと思っていた作品」

多部 「最初に見た小学生の時は、周りの大人が感動したと泣いている理由が、全く分からなくて。けれど24歳の時にもう一度見たら、とても感動して号泣したんです。なので30代になった自分が、どんなことを感じるのかに、とても興味がありますね」

三浦 「僕が今の気分で1本選ぶなら、『ブルーバレンタイン』(’11)。ライアン・ゴズリングとミシェル・ウィリアムズが若い夫婦を演じているんだけど、出会いから恋愛の価値観の変遷を、7年という年月で描いているんです。男性の方は奥さんのことが好きなのに、奥さんの方が受け付けられなくなってしまって…」

多部 「関係性が変わる!?」

三浦 「男性の究極の愛と、そのもどかしさを巧みに描いている。10年後はもしかしたら僕も結婚しているかもしれないので、どんなことを感じるのか、確かめてみたくて」


【プロフィール】 
三浦春馬(みうら はるま)
1990年4月5日、茨城県生まれ。牡羊座。AB型。最近の出演作は、ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」、映画「コンフィデンスマンJP~ロマンス編~」(’19年)、ドラマ「TWO WEEKS」(フジテレビ系)など。ミュージカル「ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド~汚れなき瞳~」が’20年3月に上演。
多部未華子(たべ みかこ)
1989年1月25日、東京都生まれ。水瓶座。O型。最近の出演作は、映画「トラさん~僕が猫になったワケ~」(’19年)など。主演ドラマ「これは経費で落ちません!」(NHK総合)が放送中。舞台「ドクター・ホフマンのサナトリウム~カフカ第4の長編~」が11月より上演。
【作品情報】 
「アイネクライネナハトムジーク」
9月20日公開
原作/伊坂幸太郎 監督/今泉力哉 出演/三浦春馬 多部未華子 原田泰造ほか

伊坂幸太郎の同名小説を映画化。ごく普通のサラリーマンの佐藤(三浦)が、紗季(多部)と出会い、付き合うように。10年後、佐藤はついに紗季にプロポーズするが…。2人を中心に、“出会い”の連鎖を描いた恋愛群像劇
【プレゼント】
Next Break People
サイン入り生写真を1名様、映画特製プレスを5名様にプレゼント!

応募はコチラ→https://www.tvguide.or.jp/tvguide_enquete
(応募締切:2019年9月25日午前11:59)

ハガキでの応募方法は「TVガイド」9/27号(P114)をご覧ください。
「TVガイド」の購入はコチラ→https://zasshi.tv/category/TVG

取材・文/折田千鶴子 撮影/Marco Perboni
ヘア&メーク/RYO(三浦)、倉田明美「CinqNA」(多部) スタイリング/岡井雄介(三浦)、轟木節子(多部) 衣装協力/ダンヒル





キーワード

関連記事

TVガイド最新号

TVガイド
2019年11月1日号
発売日:2019年10月23日(水)
※一部地域は発売日が異なります
特別定価:400円
表紙:ビートたけし×村上信五

新着連載

PAGE TOP