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声優・鈴村健一と東京03・角田晃広には意外な共通点があった?

 実力派お笑いトリオ・東京03(飯塚悟志、豊本明長、角田晃広)が、ゲストと共にラジオコントを行う「東京03の好きにさせるかッ!」(NHKラジオ第1)。ゲストは、アニメ「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」のシン・アスカ役や「銀魂」の沖田総悟役などで知られる声優・鈴村健一さん。ラジオブースに入ると「照れくさい」とつぶやきながら席に座られた様子がキュートでした。そんな鈴村さんと東京03の3人に、収録後、お話を伺いました!

──東京03のお三方は、鈴村さんとラジオコントで共演されていかがでしたか?

飯塚 「コントがめちゃくちゃ面白かった! 鈴村さんの第一声が超面白かったから、テストなしの本番1回で終われるって分かりましたね」

豊本 「僕も面白かったです。鈴村さんが歯を食いしばって、『おめでとう』って言うところがやばかったですね~! 僕、あそこ好きです」

角田 「午前中の収録なのに、テンションの高い声量でトップギアに持っていくっていうのがすごいなって。僕も声を張ることが多いんですけど、朝一番や寝起きだと声がかれちゃっていることが多いんで、プロ意識の差が出ているなと痛感しました」

──大絶賛でしたが、それを受けていかがですか?

鈴村 「本当に楽しくやらせてもらいましたけど、僕は僕なりにすごく緊張して来たんですよ。東京03さんのコントは、ちょっと演劇的だなといつも思いながら見ていたし、間も絶妙なので、あれにどうやって絡んでいくんだろうと思って。でも、タイトルが『大げさな部下』だったので、とにかく大げさにだけやろうと。それだけを心がけてやりました。だから、第一声が良かったって今言われて本当にホッとしています」

──鈴村さんはラジオコントをするのは初めてですか?

鈴村 「そうですね。ラジオコントというのがどういうジャンルなのかが分からないですけど、コントをやったことはありますし、自分で書いたりもするんですけど、ラジオでやったことはないですね」

──ラジオブースに入って座られた時に、「照れくさい」とおっしゃっていましたが。

鈴村 「それは僕が声優だからですね。アフレコって相手の顔を見ないでやるんです。顔を見合わせてラジオコントをすると知って、『そうか、こうやってやるんだ』と思ったら急に照れくさくなっちゃって…(笑)」

──鈴村さんはTOKYO FMで 「ONE MORNING」(月~金曜午前6:00)という帯番組でMCをされていますが、MCをされている時とラジオコントで違いはありましたか?

鈴村 「なんだろう? 僕はラジオではMCをすることが多いので、ゲスト側ではすごく緊張しちゃうんです。ゲストなのにMCっぽくなっていないかを気にして、抑えるようにしゃべるみたいなことをやっちゃう癖があるんですけど…。今日はしゃべっているうちに『あ、ここラジオじゃない、飲み屋だ』って思ったら気が楽になって、楽しい人たちと飲めているなという感じでうまくやれました」

飯塚 「あははは、ラジオだわ!」

豊本・角田 「あははは」

──鈴村さんが緊張されている感じは東京03の皆さんには伝わっていましたか?

飯塚 「全然。気を使っていただいたんだと思いますね」

豊本 「分かんなかった」

角田 「落ちついているとしか思えなかった」

──今回のコントは「大げさな部下」という作品でしたが、皆さんの周りに大げさな人はいらっしゃいますか?

飯塚 「角ちゃんが大げさですね」

豊本 「大げさ」

角田 「そうなんだよね~」

飯塚 「雨が降ってきたっていうだけで、『はぁ~』っていうリアクションが…もう重すぎる! 何をこの世の終わりみたいなリアクションをしてるんだよ、みたいな(笑)」

角田 「あははは」

──角田さんは雨がお嫌いなんですか?

角田 「最悪ですよ、急な雨は。まあ、濡れたくない。髪の毛や頭皮に酸性雨を浴びたくないというのが、数年前から始まっているんだけれども。雨は本当に大敵というか…」

飯塚 「あははは」

──ほかにも大げさなエピソードはありますか?

飯塚 「角ちゃんしかない(笑)。角ちゃんは自分の世界に入り込みやすくて独り言も多いし。1回仕事の移動中、クリスマスの時期だったんですけど、角ちゃんが独り言で誰に聞かせるわけでもなく、『メリークリスマス』って(笑)。『こいつ、こわっ』ってなった」

一同 「あははは」

角田 「いや、街がね、そういう“あれ”だったんでね」

豊本 「そういう雰囲気はあったけど…」

飯塚 「言う? だって、俺も豊本もいるんですよ、隣に。タクシーの移動中で。『メリークリスマス』って(笑)。何なの!? それ」

角田 「車窓からイルミネーションが見えるから、(その世界に)入っちゃうじゃないですか」

豊本・鈴村 「あははは」

──その時、お二人はどんなリアクションをされたんですか?

飯塚 「黙ってましたよ。後で、豊本とすり合わせました。『メリークリスマス』って言ってたよね!?って(笑)」

角田 「2人は後から言うからね~」

飯塚 「いや、怖いもん、急に」

豊本 「ふふふふ」

──鈴村さんはいかがですか?

鈴村 「僕が大げさって言われます。例えばおいしいものを食べに行った時に、ものすごく大きいリアクションをしちゃうんです。ずっと行きたかったとんかつ屋さんに行って、カウンターの席がやっと空いたので1人で食べていたんですよ。『めっちゃ、うまいなー』と思っていたら、動きが大きかったんでしょうね、忙しいお店の方が僕のところだけに来てくれて、『そんなにおいしいですか? 良かったです』と言われて、『本当においしいです』って言ったら、その場で名刺をくれました」

一同 「あははは」

飯塚 「よっぽどだ」

鈴村 「それと、リポートをしちゃう癖があるんです」

飯塚 「食リポ!?」

鈴村 「友達と飲んでいたら、食りポしちゃう。『この焼酎とこのナスすげーな』みたいなことを言って。『このナスは仕事してるよね』とか『この焼酎は本当に合うよね、ナスと』なんて言っていたら、お店の方が来て『すみません、お客さん、ライターさんですか? ライターさんなら良く書いてください』って言われて、『ううん、普通に飲んでるだけ』っていうことがありました」

飯塚 「そう思われるわ」

角田 「友達といる時で良かったですね」

鈴村 「そうですね。でも、最近1人でも言いそうになります」

豊本 「あははは」

角田 「やばいですね」

飯塚 「ワインと肉の組み合わせとかで“マリアージュ”っていうじゃないですか。角ちゃんも実際、マリアージュって言いますからね。肉を食べてちょっと赤ワインを飲んで『マリアージュ!』って叫びますから」

角田 「(井戸田潤のネタの)『ハンバーグ!』みたいに(笑)」

鈴村 「傾向は一緒ですね」

──それでは、鈴村さんと角田さんが一緒にご飯を食べに行かれたら、盛り上がりそうですね。

鈴村 「うるさいでしょうね。うるさいか、それぞれが勝手に言い合うでしょうね」

角田 「そう。人の話を聞かないから、ぶつけていくかもしれない」

──フリートークの中で、鈴村さんが東京03の皆さんがいい声だとおっしゃっていましたが、もしキャスティングされるとしたらどういった役がいいと思われますか?

飯塚 「ああ、聞きたい」

鈴村 「いい声ですよね。結構、渋めのヒーローですかね」

飯塚・豊本 「渋めの?」

鈴村 「荒ぶっている系の“敵に近いけど、ヒーローっぽい人”」

飯塚 「おおー、3人ともですか?」

鈴村 「3人ともです」

飯塚・豊本・角田 「へー」

鈴村 「そういうラインの声です」

角田 「かぶっちゃってるんですね、声優界では」

鈴村 「実は3人ともちょっとかぶっています」

飯塚 「タイプは何パターンかに分けられるものなんですかね」

鈴村 「パターンでいうと役者によって幅があるので。でも、声優のアニメのキャラクターってカテゴライズされがちですよね。すごく元気なタイプやクールな二枚目、荒れてるオラオラ系などありますけど、声質的にはオラオラ系をやってもらってもいいかもしれない。いけそうな感じです」

飯塚 「面白いですね。そういうプロの意見を聞くっていうのは」

鈴村 「厳密に言うと違うと思いますけど、3人ともできそうな役はそこかなと思うんです」

──東京03の皆さんはやってみたいと思われますか?

飯塚 「お仕事をいただけるんでしたら…。(鈴村さんに向かって)社長、よろしくお願いします!」

鈴村 「呼んでいただいたので、今度はこっちが呼べるように…」

飯塚 「ぜひ!」

豊本 「ありがとうございます!」

鈴村 「今日イチで声を出してきましたね(笑)」

角田 「攻めて行く気だね、これ」

──それでは今後、鈴村さんが総合プロデュースをされている舞台「AD-LIVE(アドリブ)ZERO」に東京03の皆さんが出演することもあるのでしょうか?

鈴村 「出てもらえたら、最高にうれしいですよね」

角田 「いや、大丈夫です」

飯塚 「角田さんがとにかく苦手なんですよ」

角田 「アドリブが大の苦手だから、そんなムチャな…」

鈴村 「じゃあ、出た瞬間からピンチですね。全部即興っていう…」

豊本 「あははは」

角田 「もう大ピンチ」

飯塚 「それ見に行きたいわ~。角田さんは舞台に呼んでいただいて、僕と豊本さんは客席で見たいです。誰よりも笑います」

鈴村 「ちょっと、逆に出てもらいたいですね(笑)」

角田 「それは申し訳ありません…」

鈴村 「即興でやるための仕組みは作れているから、コントの時にお貸ししますので、皆さんでやっていただいてもいいですよ」

飯塚 「なるほどね! 仕組みがあるんだ。やってみたい!」

豊本 「すごいな~」

──それは次回、鈴村さんが出演される時にやるというのはいかがでしょう?

飯塚 「ここの? 確かに特別編として面白そうですよね」

鈴村 「いいですね。持ってこれますよ」

飯塚 「ほんと? じゃあちょっと…」

鈴村 「アドリブのコラボということでやらせてください」

──角田さんお一人だけ、あまり乗り気じゃなさそうですが…(笑)

鈴村 「急に静かになったなあ…」

角田 「なんかさあ、すごい現実味を帯びさせていてさあ…(と、やりたくない様子)」

鈴村 「営業してよかったぜ(笑)」

──ありがとうございました!

 9月5日放送のコントでは「大げさな部下」というタイトルの通り、鈴村さんが大げさな部下を見事に演じていらっしゃいます。また、スタジオトークでは「仕事の楽しみ方」をテーマに、鈴村さんがどのように声優という道を歩んできたのかを語ります。現在は声優事務所の社長である鈴村さん。実は、2018年の1月にゲスト出演された櫻井孝宏さんと同期だそうで、彼が自分の事務所に入った経緯なども明かします。また、若い頃は、小麦粉を使って意外な嗜好(しこう)品まで作っていたという貧乏エピソードなども告白。ちなみに、取材後も角田さんは心底、アドリブコントをやりたくなさそうでした。でも、記者は実現することを本当に楽しみにしています!


【番組情報】 
「東京03の好きにさせるかッ!」 
NHKラジオ第1 
木曜 午後8:05~8:55(9月5日放送/ゲスト:鈴村健一)

NHK担当 K・H





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