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【「サイン」連載企画】《第6回》“医療ドラママスター”の仲村トオルも驚きの真実とは?「法医学は大きな影響力があるもの」

 大森南朋さん主演でおくる重厚な法医学サスペンス「サイン―法医学者 柚木貴志の事件―」(テレビ朝日系)。どこまでも“真実”と“正義”に忠実に、遺体の声なき声に耳を傾ける法医学者たちが、不都合な“事実”を隠蔽(いんぺい)する権力社会に立ち向かっていく本作も、いよいよ第6話に突入します。第5話では、兵藤邦昭(西田敏行)が関わっていた、25年前の医療ミスにまつわる事件が解決。第6話は、3年前に中園景(飯豊まりえ)の妹・優を襲った事件と同様の犯行が起き、1人のOLが殺害されます。現場付近で不審な男の身柄が確保され、取り調べが行われる中、今回の容疑者が3年前に妹を襲った犯人だと確信する景。しかし、男にはOLの死亡推定時刻にアリバイがあり、景は再度死亡推定時刻を計算し直しますが…。

 そんな見逃し厳禁の第6話放送に合わせたインターネットTVガイドの連載企画第6弾は、日本の法医学の地位向上のためにはどんな手段も選ばない、日本法医学研究院の院長・伊達明義を演じる仲村トオルさんにインタビュー! これまで数々の医療ドラマに出演してきた仲村さんが驚いた、法医学というテーマについてや、慕っている師匠についてなどについて伺いました。

──出演が決まった時の心境を教えてください。

「リメーク作品への出演は今までも何度か経験していますが、その場合には、自分が演じる役柄を以前に演じた方を、というか、その方の演技をあまり意識しないということでしょうか。どうしても意識はしてしまうんですけれども、まねだと思われないように。こちらはこちらでオリジナルになるように…という思いで現場に臨みますね」

──法医学という題材で苦労したことはありますか?

「今まで医療モノへの出演経験はそこそこあったんですけど、法医学の解剖の現場のVTRを初めて見させていただいて。すさまじいところだな……と、とても驚きました。実際に解剖に携わってらっしゃる先生方にもお目にかかって、仕事に向かう際の意識についてなどもお聞きしたんですが、興味深かったですし、いろいろと新鮮な情報をいただけました」

──これまで出演を重ねられてきた医療モノと今作の決定的な違いはなんでしょう?

「生きている人の命を救う、病を治す、けがを治癒させる、ということを描いていくドラマへの出演が多かったんですね。もちろん死因を究明するという状況もあったんですが、それは基本的には事件解決のためでした。でも、法医学は徹底的に『この人はなぜ死んだんだ』というところに迫っていきますよね。なので、当初、僕が抱いたちょっとした疑問は『分かったとしても取り返しのつかないことではないか? であれば、なんのために?』だったんです」

──なるほど。確かに理由が分かってもその人は戻ってきませんもんね…。

「それで、実際に法医学に携わる先生方から話を聞いたんですが、『誰かがなぜ死んだのかを明らかにすることは、人間の世の中を良くすることにつながる』と知ったんです。例えば、事故だと思われていたことが犯罪だったと明らかにすることで、同じような犯罪を未然に防いだり、犯人をあぶり出すことができる。法医学には社会の治安を守るような大きな影響力がある、ということを、初めてちゃんと認識したというか…。とても新鮮な情報でしたね」

──そんな法医学会の師として、今回仲村さんは西田敏行さん演じる兵藤と師弟関係で結ばれていますね。では、仲村さんが影響を受けた、芸能界の師匠を教えてください。

「たくさんいらっしゃいます。本当にいろんな人に影響を受けていて。顔も名前も知らない人がネットに書き込んでいた意見だって、時に師匠の言葉のように感じることもあります。でも、これは何十回言ったか分からないですけど、舘ひろし先輩と柴田恭兵先輩ですね」

──「あぶない刑事」(日本テレビ系)で共演されていたお二人ですね。

「今、自分の体と心の中に残っているものを見ると、『師匠だな、いただいたものが多いな』と思います」

──真実と権力の対立構造になっている「サイン」ですが、仲村さんが権力を使って隠蔽したい過去があれば教えてください。

「YouTube動画を一気に削除できる権利があるんだったら、削除したい動画はありますけどね(笑)。でも、それも大きな権力というよりは、ドラえもんのポケットから出てくる『一気に削除』みたいな道具があったら欲しいな、という感じですが(笑)」

──今回演じる伊達は、大きな野望を持った人間かと思います。そこで、仲村さんの野望を教えてください。

「ないですよ、ほとんど(笑)。伊達という人物の考え方としては、大きなものを動かす時には、多少小さなものを傷つけたり、時にはつぶしてしまってもしょうがないという考えの人だと思うんです。僕は小さなものをつぶしながらじゃないと動かせないものなら、動かさなくてもいいんじゃないの?という人間なので、野望というほどの望みはないですね(笑)」

──伊達とは真逆な性格なんですね(笑)。続いて、ここ最近の“事件!”なエピソードをお聞かせください!

「僕は、事件みたいなものに巡り合わないように慎重に生きているような気がしますね。自分を君子というのはなんですけど、『危うきには近寄らず』みたいな生き方、行動の仕方をしているような気がします」

──私は何かと事件に巻き込まれがちなので、うらやましいです(笑)。では、“ハッピーな事件”はいかがでしょう?

「実は、テレビ朝日の木曜9時にレギュラーで出演するのは13年ぶりなんです。ハッピーでもあるんですけど、なぜ13年間呼ばれなかったのかというのが未解決事件ですね(笑)。それまではかなり木曜9時に呼んでいただいて、“主戦場”として戦っていたんですけど、あらためて今回呼んでいただけたことが、僕にとってはハッピーな未解決事件ですね」

──では、最後に視聴者の皆さまへメッセージをお願いします!

「人が死んでしまった理由を明らかにするというのは、生きている人の人生をより良くすることに実はつながっていることです。事件とか、解剖とか、検死とかって、自分の人生とはすごく遠く感じると思うんです。でも、遠いけどつながっていますよ、ということがドラマを見てくださると感じられると思います。あなたにとっても他人事ではないですよ、という感じです!」

──ありがとうございました!


【プロフィール】 
仲村トオル(なかむら とおる)
1965年9月5日生まれ、東京都出身。1985年、映画「ビー・バップ・ハイスクール」で、主人公・中間徹役を演じ、俳優デビュー。人気ドラマシリーズ「あぶない刑事」(1986~89年/日本テレビ系)に町田透役で出演し、2016年公開のシリーズ最終作となった映画「さらば あぶない刑事」まで同役を好演した。このほか、「チーム・バチスタ」シリーズ(08~14年/フジテレビ系)や、「ラスト・チャンス」(18年/テレビ東京系)、「家売るオンナの逆襲」(19年/日本テレビ系)など、数々の話題作に出演している。10月末からは舞台「終わりのない」に出演予定。

<公式WEBサイト>http://www.kitto-pro.co.jp/
【番組情報】 
「サイン―法医学者 柚木貴志の事件―」 
テレビ朝日系 
木曜 午後9:00~9:54
【プレゼント】
仲村トオルのサイン入り生写真を2名様にプレゼント!

●応募方法:インターネットTVガイドのTwitter公式アカウント(@internetTVG)をフォローし、下記の投稿をリツイート。
https://twitter.com/internetTVG/status/1164402625963417600?s=20
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●締め切り:2019年9月17日(火)正午

●発表方法:当選者の発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。あらかじめご了承ください。

テレビ朝日担当 I・S
撮影/尾崎篤志





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