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“どもマリ”ファンにはたまらない!内藤剛志が沢口靖子をお姫さまだっこ!?

 4月18日からスタートしたテレビ朝日開局60周年を記念して放送され「科捜研の女」(テレビ朝日系)。今シーズンは1年という長い期間お茶の間の皆さんに四季折々の京都の街並みと科捜研メンバーの息の合ったチームワークをお届けします。今回は長年このドラマとともに歩んできた沢口靖子さんと内藤剛志さんのお二人にインタビュー! “どもマリ”コンビと20年の日々を振り返ります。

──1年間の放送だと聞いた時、どう思われましたか?

沢口 「いただいた指名の大きさに心が躍りました。作品を評価していただいたからこそだと受け止めて心してフルマラソンを走り抜きたいと思います」

──以前、「水分補給をしっかりしながら」とおっしゃっていました。

沢口 「長い期間になりますから、体力維持も考えながらコンディションを保ちながら。でも気持ちは今まで通りの姿勢でいい作品をお届けしたいなと思っております」

──内藤さんは1年間と聞いた時いかができたか?

内藤 「1年バイトしなくてすむなって」

──(会場がざわつき…)

内藤 「冗談ですから!(笑)」

──シーンとしてしまいました!(笑)。

内藤 「20年続いているドラマのレギュラーをやれていることは本当にラッキーなことだと思います。1年やるということは1年やらなかったら分からないことがあると思っています。想像の中でこのドラマを1年やってみたらどうだろうかって想像はいくらでもできるけれど、やってみなきゃ分からないことがある。チャンスをいただいたと思っているので全力でやっていきたいと思います」

──さて、長年作品に参加されていますが、お二人にとって「科捜研の女」とはどういう存在ですか?

沢口 「私は30代半ばで出合いまして、俳優として育ててもらった作品だと思っています」

内藤 「ここまで続くと思っていなくて。初めは普通のドラマだと思ったんですけど、ここまで来たらある種のライフワークかなと思います。いけるところまではいきたいし、この船がどこへ着くのか見たいって感じですかね」

──「科捜研の女」の撮影中に苦労されたことはありますか?

沢口 「思い出すのは、京都の38℃、39℃の酷暑の中だったんですけど、小日向文世さんが元工場経営者で2人で廃工に閉じ込められたという回があったんです。炎天下の中でエアコンがつけられないスタジオの中、数日間撮影してぐったりしたことがありました」

──そんな過酷な撮影もされているんですね…。

沢口 「ストーリーの中でも過酷だったんですが、本当に過酷でした(笑)」

──内藤さんはいかがでしたか?

内藤 「その回は(沢口を)お姫さまだっこをしたんですよ」

沢口 「ありましたねえ」

内藤 「僕がね、助けにいったんですよ」

沢口 「そう、はい」

内藤  「僕はそのシーンだけだったからすごく楽でしたけどね(笑)。外で(撮影を)やってますけど、いろいろ(苦労したことが)ありました。僕の場合は、有毒の雪っていうんですかね、人工雪を作る機械の中に毒が入っていて、それをまき散らすことによって大量殺人をしようとする犯人がいるわけですよ。それを体で止めてというのがありました。これは本当に冷たかった。でも苦労というふうに僕たちは思ってないかもしれませんね。外で撮影をやらなきゃいけないし、暑かったり寒かったりするのはね、しかたないことなんです」

──撮影中の苦労もさることながら、「科捜研の女」は専門的なセリフが多く苦労されると思うのですが、どうやってセリフを覚えていますか?

沢口 「私はひたすら声を出して覚えています。時に部屋の中をぐるぐる歩きながら。自分の中に落とすようにしています」

──書いたりではなくて、声に出して覚えていらっしゃるんですね。

沢口 「書いたりした時もあったけれど、今は書かないですね」

──内藤さんはどうですか?

内藤 「声に出さないと覚えられないですね。僕は書いたりもしますし、何かと結び付けて覚えたりします。そのままだと、ホントに覚えられないのがあるんですよ。専門用語もそうですけど、僕の場合は人の名前が多いんですね、容疑者とか被疑者とか。友達の顔を思い浮かべてみたり、いろんなことを結び付けて覚えたりしています。結局もう近道はないんですね。繰り返すことしかないです」

──声に出したり書いたりとのお話でしたが、20年前と今とで覚え方は変わりましたか?

沢口 「私書いて覚えてた時もあるんです。でも、やっぱりひたすら全体を何度も何度も読みますね。シーンとして何を表現したいのかを捉えたりするとまた自分の立ち位置が見えてきたりするので、そういう角度から見たりします」

内藤 「もう60過ぎましたから、さすがに覚えるのは難しいです。覚える方法とかは工夫していますが、20年前はしてなかったですね。割とパッと覚えられたんですけど。例えばですよ、『イケモトナツキ』なんて名前があった時に、今(取材時)は言えるけど覚えなくてはいけない人が8人も9人もいたら覚えられないんですよ。だから『イケモト』は池をイメージして、『ナツキ』は知っている人がいるとして。池のそばに彼女がいるって覚えたりする。そうすると池のもとにナツキなんだって。本来的な覚え方じゃないのかもしれないけれど、そういうことも使っていかないと覚えられない。20年前とはさすがに年を取ったってことなんじゃないですかねえ」

──20年もやってきているとマリコと土門が染みついているのかなと思うのですが、私生活にふと出る瞬間があったりしますか?

沢口 「マリコは真実を突き止めるためには追究心、探究心が旺盛です。私は会話している時、『それなぜ?』と思わず追究してしまうところがあり、マリコの影響かなって思っています」

内藤 「正義感という意味ではありますね。肩をガンってぶつかられて、あいさつなしに行ったりする人を呼び止めたりしますよ」

──えっ!

内藤 「警察官をずっとやっているからというわけではないけれど、不正なものを見つけると注意しちゃいます。ぶつかるのはいいけど、ちょっと謝りなよって。昔言ってたかな……?」

──最後に今までの歴史の中で一番思い出に残っているエピソードを教えてください!

沢口 「マリコが鑑定ミスをして、父親である小野武彦さんが演じられた監察官に辞表を出した場面です。父親に追及され、罪悪感とマリコにとって人生そのものとも言える科学との別れのつらさから、リハーサルの時嗚咽(おえつ)するほど泣いてしまったことがありました」

内藤 「僕が死ぬかもしれないというシーン、電車にひかれるとか爆発の破片を浴びるとか。そこでマリコのリアクションがあるんです。ここまで叫ぶかと。大きな声という意味ではなくて。マリコはこんなふうに土門のことを思っていることは、そういう時しかなかなか分からないんです。ドラマ上でも死んだというふうに見えるシーンだったから、土門が死んだということに対してマリコはどういう顔をするのか。僕は初めて見ました。あの時のセリフ『土門さん」だったでしょ? もともと」

沢口 「イヤイヤ」

内藤 「イヤというセリフだったの?」

沢口 「そうです」

内藤 「俺の中では土門さんって呼びかけるんだと思ったら『わーーーー!』っていう言い方をしたからセリフを変えて叫んだんだって思っていました。こういうふうにマリコは土門のことを思っているんだなと。恋愛っていう意味ではなく仲間っていう意味ですよ! 具体的に感じて感動しました」

沢口 「(どんなセリフかを考えていた様子で)あ、絶叫という表現になってましたね」

内藤 「土門さんじゃなくて?」

沢口 「うん、絶叫というト書きでした。ここにもしかしたら息が止まってしまった土門さんがいて、しかも自分をかばって。その瞬間に『わーーーー!』という気持ちになって叫んだんだと思います」

内藤 「もうすごかったですよ。声の圧みたいなのがね。そしてその日は朝から不機嫌でした」

沢口 「え!(笑)」

内藤 「たぶんその(叫ぶ)シーンがあるから。俺が冗談を言っても『何!? 黙ってて』という感じでした」

沢口 「えー!!!(笑)」

内藤 「そんな感じでしたよ。たぶんその(叫ぶ)シーン狙ってたんだと思います。やっちゃん(内藤さんは沢口さんのことをそう呼んでいらっしゃいました!)をからかうべきではないなってちょっと思いましたね。何年も一緒にやっているからあそこに懸けてるなって分かったんです。こういうふうにやるんだって、面白かったです。20年やってきた中でマリコの思いをこういう短い言葉の中に込めるんだって。なんか忘れられないエピソードになっていますね」

──沢口さん内藤さん、お忙しい中ありがとうございました! 


【プロフィール】 
沢口靖子(さわぐち やすこ)
1965年6月11日生まれ。大阪府堺市出身。84年、第1回「東宝シンデレラ」にてグランプリ受賞。99年10月にスタートしたドラマ「科捜研の女」(テレビ朝日系)の第1シリーズから主人公の榊マリコ役を務める。また、「鉄道捜査官」シリーズ(テレビ朝日系)でも長きにわたり主演を務めている。
内藤剛志(ないとう たかし)
1955年5月27日生まれ。大阪府大阪市出身。文学座研究所を経て80年映画「ヒポクラテスたち」でデビュー。2000年に放送された「科捜研の女」(テレビ朝日系)第2シーズンから第4シーズン(02年)までプロファイラーの武藤要として出演した後、第5シリーズから土門薫として再登場。
【番組情報】 
テレビ朝日開局60周年記念ドラマ「科捜研の女」
テレビ朝日系 
木曜 午後8:00~8:54
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テレビ朝日担当 Y・O



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