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注目の19歳・恒松祐里インタビュー!「もみ消して冬」で共演する山田涼介&小瀧望の演技に「刺激を受けています」とコメディーの難しさを明かす

 警察官・弁護士・医者というエリート3きょうだいに起こるトラブルを、どんな手段を使ってでも全力で解決する姿が痛快な“どコメディー”ホームドラマ「もみ消して冬 ~わが家の問題なかったことに~」(日本テレビ系)。主演の山田涼介さん演じる警察官・北沢秀作が片思いしている女性警察官・池江里子役を演じるのは、NHK連続テレビ小説「まれ」(2015年)やNHK大河ドラマ「真田丸」(16年)、映画「ハルチカ」「散歩する侵略者」(ともに17年)などの話題作に出演し、その演技力の高さに称賛が集まる女優・恒松祐里さん。

 2018年も既に映画「咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A」が公開、また「虹色デイズ」「3D彼女 リアルガール」の公開を控え、活躍の幅は広がるばかり。本作では、振り切ったコメディーに挑戦しています。このたび役に対する印象や共演者とのエピソード、20歳を迎えるにあたっての野望を伺いました。

●「オンエアを見て『こういう時はこういうふうに眉毛を浮かせばいいのか』って勉強したり、現場でも山田涼介さんのお芝居を研究するようになりました」

──「もみ消して冬」では北沢秀作(山田)や尾関光希(小瀧望)と共に警視庁に所属する女性警察官・里子という役を演じていらっしゃいますが、出演が決まっていかがでしたか?

「昨年は映画につながるようなドラマに出演させていただく機会があって映画と同じように撮ってたんですけど、ドラマだけという機会が久々で、そして久しぶりの連ドラのレギュラーということで、うれしかったです。現場に入ってからは、映画と全然ペースが違うな、撮影のテンポ感が違うなって思いました」

──最初は戸惑うこともありましたか?

「映画と比べると、テンポが速いんです。テレビってこんな感じだったな、と思い出して、最近やっと慣れてきました。あと、1週間くらい前にスタジオに入ったんですけど、それも久々だったので緊張しました」

──今回はオファーでいただいた役ということですが、恒松さんはオーディションを受けるのが好きだとうかがいました。

「好きです! 今もよくオーディションに行っています。オーディションって、初めて会う方々と6人くらいで組んで会場に入っていくんですけど、いろんな人とお芝居できるので楽しいですし、そこで『この人ってこういうお芝居するんだ』って発見できるのが好きです」

──里子は23歳の警察官という役どころで、実際の年齢より4歳年上ですが、演じてみていかがですか?

「どうしても素の私の声のトーンが出てきてしまうので、監督に調整してもらいながら演じています。幼くなっちゃうことが多くて、監督からはよく『もうちょっと声のトーン落として』とご指示をいただきます。あと、警察官っていうのが普通のOLさんとはちょっと雰囲気が違うのかなって思っているので、そこをどうやって演じていこうかな、って日々模索中です」

──警察官という職業や役への憧れはありましたか?

「今まで警察官というのは想像していなかったのですが、こうしてお芝居という形で機会をいただけて、すごく面白いなあと感じています。こういうお仕事をしていなかったら一生制服を着る機会もなかったと思うのですごくうれしいです。ファンの方からもTwitterで『制服いいね!』ってコメントをいただいたり、里子は私服で登場することも多いので、これからもいろんな衣装が着れるのかな、と楽しみです」

──今回コメディードラマという作品の中で、今のところ里子は多くのせりふを伴わず表情で演じることが多い役どころですが、演じるにあたって難しい部分はありますか?

「せりふがないと見ている人によって捉え方が変わってくるので、ぼやっとさせていいところもあれば、『こういうふうに思ってるんだよ』って気持ちを伝えなければいけないところもあるので、難しいなと思います。オンエアを見て、『次はこうしてみよう』って試行錯誤してます」

──恒松さんは、秀作役の山田さん、尾関役の小瀧さんとご一緒するシーンが多いと思うのですが、山田さん、小瀧さんの演技を間近でご覧になって、いかがですか?

「私のクランクインの日が山田さんとのシーンだったんですけど、山田さんってほぼ表情でのお芝居で、表情が秀作の全てを物語っている感じですよね。テレビの音声をオフにして映像だけ見ても、秀作が何を考えているか分かるお芝居をされているので、本当にすごいなって…。クランクインの日に間近で拝見して、本当に尊敬しました。それからは、オンエアを見て、『こういう時はこういうふうに眉毛を浮かせばいいのか』って勉強したり、現場でも山田さんのお芝居を研究するようになりました。小瀧さんは、山田さんとは違って警視庁SITとして外で戦っている方なんですけど、その背景を声のトーンだったり、お芝居の姿勢で表現されているので、すごいなって思います。お二人の演技に刺激を受けています」

●「みんな手先が器用で、モノ作りが好きな家族です」

──ドラマでは、第5話で里子がバレンタインチョコを配るシーンがありましたが、恒松さんのバレンタインデーにまつわる思い出はありますか?

「私もお母さんもすごくチョコレートが好きで、バレンタインデーが近づくと、デパートで開催されているチョコレートの催事に行くのが小学生の頃からの毎年の楽しみだったんです。特に『サロン・デュ・ショコラ』っていうチョコレートの祭典があるんですけど、そこでチョコレートを試食しながら、どれを自分用のご褒美チョコにするかを考えるのがすごく好きで。今年も『サロン・デュ・ショコラ』に行って、もうご褒美チョコレートは買っているんですけど、でも…あと残り2個しかないんですよ!!(声を大にして)」

──もう食べちゃったんですね!(笑)。(※取材は2月上旬に実施)

「もう食べちゃった!(笑)。『サロン・デュ・ショコラ』って、バレンタインシーズンの早い段階から始まるので、自分用のチョコレートがなくなっちゃって…。だから『やばい! もうない! また試食しに行くしかない!!』って思ってます(笑)。家族みんなチョコレートがすごく好きなので、チョコレート専用のナイフも買ったんです。3人家族なので、平等に3等分にして食べています」

──ご家族の皆さんがチョコレートをお好きなんですね。ドラマでは、北沢家は少し変わった家族として描かれていますが、恒松さん自身のご家族はどのような家族だと思いますか?

「私の家族も個性的かなって思います。みんな手先が器用で、モノ作りが好きな家族です。お父さんは、パソコンで絵を描いて、それを私の写真と組み合わせて、毎年年賀状を作ってくれるんです。お母さんは編み物がすごく得意で、お洋服やパペットを作ってくれるんですよ。私は羊毛フェルトという手芸が得意で、今はファンの方に羊毛フェルトで手作りのスマートフォンケースを作る企画を頑張っています」

──ファンの方にとって宝物になりそうですね。ドラマでは、北沢家でのリビングや食卓、秀作の部屋といったシーンが描かれることが多いですが、恒松さんのご家族はおうちではどのように過ごしていますか?

「係長(秀作)のご家族って、皆さん一緒にごはんを食べてると思うんですけど、私の家族もみんなで一緒にごはんを食べています。ごはんを食べながら3人で海外ドラマを見るのが小さい頃からの習慣なので、昔から海外ドラマが大好きなんです。今も何作か見ていて、『Empire』や『ブレイキング・バッド』が好きです」

●「今年は20歳を迎えるので、大人になるからこそできる役にどんどん挑戦していきたい」

──これまでは学校を舞台にした作品への出演など、等身大の役を演じることが多い印象でしたが、今回警察官の役を演じてみて、今後挑戦してみたい役や、目標にしていることはありますか?

「今は学生の役が多いんですけど、今年は20歳の年になるので、今回の里子のような大人な女性の役もしていきたいなって思います。あと、以前お世話になった助監督さんにこの前お仕事でお会いした時、『色っぽい役も見てみたい』って言っていただけたんですよ。20歳を迎えて、大人になるからこそできる役もあると思うので、どんどんやっていきたいなって思います。自分でも演じたことのない役を演じることで、自分の苦手なことが見えて『もっとこうしていこう』というのが分かってくると思うので、これからもいろんな役に挑戦してみたいです」

──これからのご活躍が楽しみです。最後に、ドラマのタイトルにちなんで「もみ消したいこと」はありますか?

「もみ消したいこと…。なんだろう、それ聞かれるの、忘れてた!(笑)。私、寝ると嫌なことを忘れる性格なんですよ。自然にもみ消しちゃってるんです(笑)。もみ消したいこと…なんだろう…。あっ、もみ消したいというか、やり直したいことなんですけど、高校生活をもうちょっと楽しみたかったなって思います。もうちょっと楽しんで、青春しておけばよかったなって思います」

──高校時代のお友達とは今も連絡を取っていますか?

「たまに取ってます。グループLINEで誕生日を祝ったり…あっ、もみ消したいこと思い出しました! 卒業の時に、担任の先生が生徒のみんなに向けて、ディズニーランドのチケットをプレゼントしてくださったんですけど、その有効期限が今日までなんです! でも、私まだ使えてなくて!! あぁ、それをもみ消したいです…。もみ消したいというか、その期限の日に“2”とか書き加えて、先延ばしにしたいです!」

──今日、この後もドラマの撮影が…。

「はい…。先生、ごめんなさい!!」

【プロフィール】 
恒松祐里(つねまつ ゆり)
1998年10月9日生まれ。東京都出身。てんびん座。B型。主な出演作は、映画「くちびるに歌を」「ハルチカ」「サクラダリセット」前篇・後篇、「散歩する侵略者」「咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A」、NHK連続テレビ小説「まれ」、NHK大河ドラマ「真田丸」、ドラマ「5→9 ~私に恋したお坊さん~」(フジテレビ系)など。ほかCM「ビタミン炭酸 MATCH」に出演し、多方面で活躍中。2018年には映画「虹色デイズ」「3D彼女 リアルガール」が公開予定。
【番組情報】
「もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~」 
日本テレビ系 
土曜 午後10:00~10:54

取材・文/宮下 毬菜 
撮影/中越春樹

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