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「ウルトラマンジード」で注目を集めた山本千尋は美しき中国武術の使い手! 注目の若手女優に直撃インタビュー!!

 最終回を迎えた特撮ドラマ「ウルトラマンジード」(テレビ東京系)でヒロイン・鳥羽ライハを演じてきた山本千尋。その美しい外見からは想像しがたいが、実は中国武術の使い手である彼女は、作中でも華麗なアクションを披露していた。初のテレビドラマレギュラー出演となった「ウルトラマンジード」を振り返るとともに、女優になった原点の思い、そして今後の展望まで、存分に語ってもらった。

──改めて「ウルトラマンジード」の撮影、お疲れさまでした。長い期間一つの作品に向き合うというのは初めてだったかと思いますが、今のお気持ちをお聞かせください。

「テレビドラマにレギュラーで出演するというのは、『ウルトラマンジード』が初めてで。7カ月間、同じスタッフ、同じキャストで過ごすというのは、すごく新鮮でしたし、周りには“これから頑張ろう”という思いを持った子たちが多くて、それがすごく刺激になりました。『ウルトラマン』って、話数によってその回のメインキャラクターがいるので、そこでいいお芝居をしているキャストを見ると、自分も負けていられないな、と思いましたね。特に主演の濱田(龍臣)くんは、撮影開始当初は16歳で、撮影の途中で17歳になったんですが、最初の頃と最後では、顔つきが全然違っていて。最初の頃は少年のような顔をしていたのに、最終日の変身シーンは、すごくヒーローの顔をしていて。年下だけど、本当にいい刺激をたくさんいただきました」

──歴史ある作品のヒロインなので、反響もかなり大きかったのでは?

「この前、放送後に初めて、ファンの方に囲まれながら舞台に立ったのですが、とにかくこれまでやってきてよかったなと思った瞬間でした。子どもたちが『ライハー!』って言って、手を振ってくれていたり、コスチュームをまねして来てくれていたり…。『ライハちゃんみたいに強い女の子になりたい』とか、『ライハちゃんに憧れています』とか、そんな一言だけでも、本当にやってきてよかったなと思いました。自分の中で、これで本当にヒロインとして愛してもらえるのかなって悩んだ時期もあったんです。ライハは、ツンツンしているし負けず嫌いだし、上からものを言うところもあるし…。見ていて嫌なキャラクターに映っていないかな?って思っていたりもしたんですけど、子どもたちにとっては逆にかっこいいと思われていて(笑)。あぁ、これでよかったんだなって思った瞬間でしたし、これからも頑張ろうって、すごく力をもらえました」

──ちなみに、演じられたライハは強いヒロインでしたが、山本さんご自身の性格はどうですか?

「私もすごく負けず嫌いですし、ずっと中国武術をやっていたので、“スポーツっ子感覚”というか、そういう感覚が抜けなくて…。トレーニングなんかでも、変にスイッチが入るとストイックになり過ぎてしまうんです。それが逆に、体調を壊して周りに迷惑をかけることもあるので、もっとちゃんと自分を見られる人にならなくちゃな、と思っているんです。でも、スポーツは中国武術しかやってこなかったので、それ以外のスポーツはすごく苦手なんです(笑)。球技とかもあまりできなくて、そういう部分は『意外とどんくさいね』って言われることもあります(笑)」

──中国武術のお話が出ましたが、女優さんになったきっかけというのも、武術を広めたいという思いがあったとか。

「3歳から中国武術をやっているんですが、中国武術というものが周りの方に分かってもらえないというもどかしさがあったんです。私は大好きなのに、どうして(周囲には)なじみがないのかなっていう悔しさから、広める立場になりたいなと思いました。その時、たまたまあるメディアで『中国武術がスゴイ女の子』ということで取り上げていただいて。小さい頃からジャッキー・チェンさん、ジェット・リーさんに憧れていて、華やかな世界にもすごく興味があったので、女優活動というものもやらせていただくようになりました」

──中国武術があっての女優活動ということですね。

「そうですね。最初に“武術がスゴイ女の子”として取り上げていただいて、そこから、いろんな方に『武術をアクションに生かしたらいいじゃん!』と言われて。『武術ってアクションにつながるんだ』『お芝居に生かせるんだ』って思うと、自分の視野がすごく広がったというか」

──では最後に、これから挑戦してみたい作品や、今後の目標を教えてください。

「私は『太秦ライムライト』(2014)という映画でデビューさせていただいたので、時代劇というものを、日本の伝統として伝えたいという思いがあります。あとは、ハリウッド映画も大好きなので、いつかは出てみたいですね。海外の映画も、日本の時代劇も、いろんなジャンルに挑戦したいです。アクションでは『さすが世界チャンピオンになっただけあるな』って思われるようなパフォーマンスをしたいですし、その私のアクションで、武術というものがもっと広がればいいなと思っています。アクションを生かしたいという気持ちが今は一番強いですが、それだけじゃなく、ストレートのお芝居もできるように、これからもっと頑張りたいです!」

【プロフィール】 
山本千尋(やまもと ちひろ) 
1996年8月29日生まれ。兵庫県出身。主な出演作品は映画「太秦ライムライト」(2014)、「新選組オブ・ザ・デッド」(15)、「BRAVE STORM ブレイブストーム」(17)など。18年3月10日には出演映画「劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!!」が公開。

取材・文・撮影/佐藤未有季

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