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【「THE ICE 2018」大阪公演】宇野昌磨選手、ネイサン・チェン選手の囲み取材を全文掲載!

「THE ICE 2018」大阪公演が7月28、29日に丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館)で開催されました。今回は、初回公演後に行われた宇野昌磨選手とネイサン・チェン選手の囲み取材を全文掲載します。


【宇野昌磨選手】

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── 初回公演の感想を聞かせてください。

宇野「今年も『THE ICE』に出ることができて、またネイサン・チェン選手やボーヤン・ジン選手のような同世代の選手たちとコラボすることができて、とてもうれしかったです」

── チェン選手やジン選手にどんな刺激をもらっていますか?

宇野「僕は2人のことを、選手としても、人としても好きなので、一緒に練習ができるだけで気持ちが上がります。競い合うライバルだとよく言われますが、フィギュアスケートは自分との戦いです。(チェン選手やジン選手のことは)お互いのことを見て、学んで、より良い演技を求め続ける仲間だと思っています」

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── 先ほど、新フリープログラム『月光』を初披露しました。手応えはいかがですか?

宇野「……よく分からなかったです(笑)。作ったばかりというわけではないですが、まだ滑り込めていないからか、良いも悪いも分からなかった(苦笑)。とりあえず4分間滑り切ったという感じでした。ルールが変わり、(演技時間の)秒数が減って、バタバタして演技ができていないところが多いかなと。まだジャンプばかりのプログラムという印象です。もっともっと、この曲を表現できたらいいなと思っています」

── 宇野選手が表現したい『月光』は、どんなものでしょうか?

宇野「具体的にどういうものかと聞かれると、明確に“形”があるものではないので分かりませんが、見た人の心に何かが残るような演技ができたらいいなと思います」

──『月光』を自分のものにするために、どんなアプローチを考えていますか?

宇野「今は“やり込むこと”が一番重要だと思っています。試合の時は“ジャンプを成功させたい”と強く思ってしまいますが、“ジャンプ以外のところを一生懸命に演技し、その中でジャンプを跳ぶ”ということを意識して練習することが大事だと思っています」

── 新ルールで“面白い”と思うところはどこですか? また、逆に大変になったことはありますか?

宇野「“面白いな”と思うところは特にないです(苦笑)。大変というよりも、(演技時間が)30秒短くなったことで少しバタバタしてしまうので、(プログラムに)慣れて、もっと表現ができるように、もっとゆとりができるように頑張っていきたいです」

── 新ルールに対応するための練習をしていますか?

宇野「やはりジャンプの加点(GOE)が大きく変わりましたので、新しいジャンプに挑戦するというよりも、今すでに跳べているジャンプの(成功の)確率を上げて、よりキレイに跳べるように練習しています」

── 4回転ジャンプはループ、フリップ、トウループの3種類でしょうか?

宇野「今は4回転ループよりも、4回転サルコウを練習しています。今のままであれば、(構成には)サルコウを入れると思います」

── オリンピックの銀メダリストになり、心境の変化はありますか?

宇野「特にないです。過去の結果に意識を置いたことはありませんし、過去の結果が今後につながってくるということはないと思います。勝つためには成功させることが大事なので、一つ一つの試合をそれぞれ重要視し、大切にしたいです」

── 髙橋大輔選手が現役復帰されました。

宇野「“もう一度やろう”と思う気持ちがすごいなと思いました。僕が一番好きなのは(髙橋選手の)人柄なので、また試合の場でお会いして、いろんなお話ができたらいいなと思います」

── 新シーズンに向けての意気込みを教えてください。

宇野「どの試合でもベストを尽くして、より良い順位を取りたいです。良い順位になるために何をすべきかというと良い演技をすることで、そして良い演技をするためには毎日練習を欠かさずにする、その日その日のベストを尽くすことが大切だと思います。結果だけを見てやるのではなくて、目の前のやるべきことをやって、それが結果につながればいいなと思います」

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【ネイサン・チェン選手】

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── 出演を終えた感想を聞かせてください。

チェン「皆さん、ありがとうございました。日本に来られて本当にうれしいです。日本に来ると、いつも生き生きします。夏の日本も好きです。今日演技した『Land of All』は新しいプログラムで、まだできていない部分もありますので、これからいろいろと直していきます。でも、今日の演技には満足しています。観客の皆さんに“ありがとう”という気持ちでいっぱいです」

──『Land of All』では、どんなことを表現したいですか?

チェン「このプログラムは、マリー・フランス・デュブレイユさんに振り付けしていただきました。選曲は僕のアイデアで、マリーさんは『すごくいいですね。やりましょう』と言ってくれました。最初は音楽の意味が分かっていませんでしたが、聴けば聴くほど、歌詞の深い意味が分かるようになりました。この曲が使われた映画(『ノー・エスケープ自由への国境』)は、移民を一つのテーマにしています。僕は政治に関わるようなことはあまりしたくありませんが、僕の演技が移民の方々について知る機会になればうれしいです」

── 新ルールについてどう考えていますか?

チェン「新しいルールについては、よく理解しています。僕にとって、新しいルールは“頑張りすぎないこと”なんじゃないかと思います。大会が始まるまでに『Land of All』がどうなっていくのか(自分自身も)今のところは分かりませんが、(プログラムを)良くするために直すところがいくつかあると思います」

── チェン選手は今秋からイェール大学に進学されます。学業とスケートとの両立について、どんなプランがありますか?

チェン「イェール大学に行くことを楽しみにしています。僕に機会を与えてくれたイェール大学に感謝しています。8月末に(大学のある)コネチカット州に引っ越します。一人暮らしになるので、少し心配なところもありますが、“食”については準備されているので、その面では安心しています。たくさん勉強をしなければいけませんが、もちろん練習もきちんと続けていきたいです。うれしいことに、イェール大学にはアイスリンクがあると聞きました。これからどんな1年になるのかは、まだ経験していないことなので今は話せません」

 次回は8月4、5日に行われる「THE ICE 2018」愛知公演の模様を、美しい演技写真とともに完全リポート予定! こちらもお楽しみに!


撮影/田中宣明(Shutterz.Inc.)


<公演情報>
【THE ICE 2018】
◆愛知公演 愛・地球博記念公園(モリコロパーク)
8月4日(土)午後0:00~/午後5:00~
8月5日(日)午後2:00~
公式HP http://fs-theice.com/
<放送情報>
【LOTTE presents THE ICE 2018】
◆8月31日(金) 日テレプラス ドラマ・アニメ・音楽ライブ 深夜0:00~1:20

「KISS&CRY」とは?
「KISS&CRY」シリーズは、日本のフィギュアスケーターの皆さんをフィーチャーし、その「戦う」姿、「演じる」姿を合計50ページ超のグラビアでお届けしています。つま先から指先・その表情まで、彼らの魅力を存分に伝えます。また、関連番組テレビオンエアスケジュールも掲載。テレビの前で、そして現地で応援するフィギュアスケートファン必携のビジュアルブックです。
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