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【WATCH的イケメン図鑑】Vo.17 クリス・カーマック2020/03/22

甘いマスクの整形外科医役で魅了

【WATCH的イケメン図鑑】Vo.17 クリス・カーマック

 医療ドラマとして、ラブコメディーとして、そしてイケメンの宝庫として、長く愛されてきた「グレイズ・アナトミー」。「イケメンで腕の立つお医者さんが、シアトルにはこんなにもいるんですか!?」と言いたくなるほど、イケメン医師がうようよいて、脳神経外科医のデレク(パトリック・デンプシー)、形成外科医のマーク(エリック・デイン)、同じく形成外科医のジャクソン(ジェシー・ウィリアムズ)などなど、挙げたらきりがないほど。しかも、演じる俳優の中には「グレイズ・アナトミー」をきっかけにセクシーオーラを開花させ、イケメン値を確かにした者も多く、番組を統括してきた敏腕クリエーター、ションダ・ライムズの神がかったイケメンセンサーならぬ嗅覚にうならされる。

 そんな「グレイズ・アナトミー」も16シーズン目に突入。上記のデレクやマークはすでに物語を去ったが、院内のイケメン指数が高いのは変わらない。なかでも気になるのが、前シーズンからお目見えした整形外科医のリンク。涼やかな瞳と彫刻のような輪郭を持つ爽やかイケメン、クリス・カーマックが、患者に優しく、腕も立つリンクを魅力たっぷりに演じている。しかも、リンクはボディーも完璧で、「どうして今まで『グレイズ・アナトミー』にいなかったの?」と思える逸材。登場するや早速、甘いマスクを生かし、院内ロマンスの中心に躍り出そうな勢いを見せているのが頼もしい。すでに主人公の一般外科医・メレディスといい雰囲気になるものの、なんとなくタイミングが合わず。前シーズン終盤から今シーズンにかけては、脳神経外科医・アメリアとの関係が描かれていく。

 クリス・カーマックといえば、日本でも人気を博した青春ドラマ「The O.C.」(2003~07年)のルーク役が印象深い。ミーシャ・バートン演じるマリッサの恋人として登場したルークはお金持ちのお坊ちゃまで、スポーツマン、いわゆる学園の人気者。まさに、顔面も肉体も非の打ち所がないクリスにぴったりの役だった。シーズン2の冒頭を最後に番組から去ったクリスは、その後も映画に出演したり、舞台に立ったり。そして、12年にはカントリーミュージック界を舞台にした音楽ドラマ「ナッシュビル(原題)」に、チャーミングなカントリーシンガーのウィル役で出演。好評を博してシーズン2からレギュラーキャストになるものの、日本ではいまだ同ドラマが放送されていないという…。ドラマ内では歌声も頻繁に披露していて、実はミュージシャンとしても才能あふれる彼の持ち味を丸ごと堪能できるシリーズなのに…という恨み節はさて置き、世界中で人気のドラマに招き、クリスの魅力をしっかり堪能させてくださるションダ・ライムズのイケメンセンサーは相変わらず確かだし、「ありがとうございます」とお伝えしたいところ。16シーズンを迎えてなお好調な「グレイズ・アナトミー」ともども、クリス・カーマックにあらためて注目して❤︎

【プロフィール】

クリス・カーマック Chris Carmack  
1980年12月22日生まれ。ワシントンD.C.出身。ニューヨーク大学在学中にスカウトされ、アバクロンビー&フィッチなどのモデルとして活躍。その後、ロサンゼルスに移って俳優の道に進み、「The O.C.」のルーク役で認知される。映画主演作に「バタフライ・エフェクト3/最後の選択」「イントゥ・ザ・ブルー2」(ともに2009年)など。12~18年まで続いた音楽ドラマ「ナッシュビル(原題)」では、カントリー歌手のウィルを演じて好評を博した。

【番組情報】

【WATCH的イケメン図鑑】Vo.17 クリス・カーマック

「グレイズ・アナトミー16」 
4月29日スタート 
WOWOWプライム 
水曜 午後11:00~11:55(二カ国語・全25話) 
※第1話無料放送 
※4月30日から字幕版も放送

文/渡邉ひかる



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