コラム

take223「キングスマン:ゴールデン・サークル」
英国紳士服からアメカジへ。衣装の変化がめちゃ楽しい!!

 世界中で、特にここ日本で空前のU.K.ブームを巻き起こした英国発スパイアクション映画の続編。今回も冒頭から「007」的というか、60年代のスパイ映画をイメージさせる展開でファンの目を楽しませる。

 幕開けはスパイ組織“キングスマン”が表向き高級テーラーの看板を掲げるロンドンの高級紳士服街、サビル・ロウ。前作でベテランのスパイ、ハリー(コリン・ファース)が新米のエグジー(タロン・エガートン)にスパイ教育を施した秘密組織の牙城が、あろうことか敵対する悪の要塞“ゴールデン・サークル”によって爆破される。そこで、今や一人前のスパイに成長したエグジーが、一度は死んだかに思われたハリーやメカ担当のマーリンと協力し、宿敵を壊滅させるため一路アメリカへ。

 そんな舞台転換に比例して、アクションの規模はさらに巨大化。同時に、このシリーズの売りであるブリティッシュメードのワードローブにアメリカンなメンズ・アイテムが加わり、服好きには堪らないファッションムービーとしての魅力が増大。映画の冒頭で“キングスマン”のショーケースを飾り、後にエグジーが着るウールとモヘアをブレンドしたオレンジ色のタキシードや、カシミヤのオーバーコート、そして、アメリカに渡ったハリーがスーツの上に羽織るムートンのボンバージャケット、“キングスマン”が合流する同盟機関“ステイツマン”のメンバー、テキーラ(チャニング・テイタム)がはくデニムジーンズとハイカットブーツなど、英米の紳士服対決は楽しすぎる。

 他にもタグ・ホイヤー製“キングスマン”ウォッチやタッチすると手りゅう弾に変わるローラ・ガスライターなど、ガジェット類も見逃せないアイテムの宝庫が「キングスマン」なのだ。(日本での興行収入:17億円)

<映画 うわさの真の相>
前作は新旧世代対決、今回は英米対決。それが監督の狙いだった

監督のマシュー・ボーンは舞台をアメリカに移した理由を以下のように説明する。「前作ではハリーとエグジーを対決させることで新旧世代のぶつかり合いを描きましたが、今回はイギリスとアメリカの文化的衝突をテーマに設定しました。それを象徴するのが伝統を重んじるハリーと荒っぽく意気盛んなステイツマンです。ぜひ、そこに注目してください」

【映画情報】
キングスマン:ゴールデン・サークル Kingsman: The Golden Circle(17年英)

10/13(土)
WOWOWシネマ 午後8:00~午後10:30
世界的麻薬組織の攻撃で“キングスマン”が壊滅し、生き残ったエグジー(エガートン)らが米国の組織“ステイツマン”と協力して麻薬組織に挑む第2弾。ロンドンにあるスパイ組織“キングスマン”の本拠地が米国の世界的麻薬組織によって爆破される。生き残ったエグジーとメカ担当のマーリン(ストロング)は米国に渡り、同盟組織のステイツマンに協力を求める。が、そこには死んだはずのハリー(ファース)がいた。

監督:マシュー・ボーン
出演:タロン・エガートン コリン・ファース ジュリアン・ムーア マーク・ストロング ハル・ベリー チャニング・テータム ジェフ・ブリッジス
Text=清藤秀人


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