俺の5チャンネル

連載

カミナリが茨城時代の爆笑エピソードと“心の闇”を吐露!?

サッカーが見たくてアンテナをチャリで買いにいきました(まなぶ)


 茨城弁によるぼくとつとした口調と、対照的な激しい“つっこみ”による漫才でおなじみのカミナリ。’16年、’17年の「M-1グランプリ」では2年連続で決勝に進出し、強烈な印象を残して大きな注目を集め、現在はさまざまな番組にひっぱりだこだ。そんな2人に、気になる5チャンネルを選んでもらった。

──“普段はどんなテレビ番組をご覧になっていますか”?というお話からお聞きしたいのですが、今は忙しくて、テレビをご覧になる時間もあまりないのでは?

竹内まなぶ 「おかげさまで、以前より少し減ったかな」

石田たくみ 「確かに減ったよね。ただ、僕は自分たちが出ている番組は必ずチェックしています。情報番組などで、『カミナリがイベントに登場しました』みたいな感じで取り上げていただいたものも含めすべて。たとえ30秒しか映っていなくても見ます(笑)。どういう感じで取り上げられたのか、気になるじゃないですか」

まなぶ 「僕は自分が出演した番組はまったく見ないです。というか、見られないです。例えば、収録でどれだけウケたとしても、それがオンエアで使われていないと、すごく落ち込んでしまうんです。そうすると、その日の仕事にも影響が出てしまう…」

たくみ 「今日どれだけ頑張っても、どうせまたカットされるんだろうなって思っちゃうの?」

まなぶ 「そうじゃなくて、カットされた事実を目の当たりにすると、どうしていいかわからなくなるんだよ。自分の精神状態を安定した状態に保つには、見ない方がいい(笑)。だから、最近はたくさんテレビに出させてもらっているので、どんどん見られる番組が減ってきています。好きだったバラエティー番組を見ていると、自分が出てきてしまうので(笑)」

たくみ 「そんなにたくさんは出てないよ!」

──ところで、現在はスカパー!には加入していないんですよね。

たくみ 「そうなんです」

まなぶ 「茨城の僕の実家では入っていて、帰ったときは見ています。ウチでは、母が韓流ドラマを楽しんでいますね。僕はスカパー!に加入した日のことを今でも覚えているんです。忘れもしない’01年の3月です。中学1年に上がる春休みだったんですけど、サッカーの国際親善試合『日本×フランス』戦がどうしても見たくて。試合の2日前に、隣町の大型電気店に行って、スカパー!のアンテナを買いました。それをかついでチャリ(自転車)に乗って帰ったんです(笑)」

たくみ 「当時、僕らのまわりでスカパー!に加入していたのは、まなぶの家だけだったので、僕もよく見に行きました。スカパー!は、なんというか、ちょっと大人な番組も放送しているじゃないですか(照笑)」

まなぶ 「PPVを購入してしまうと親に怒られるので、ガイド映像のダイジェストを親に隠れてみんなで見ていました(笑)」

たくみ 「中学生だから、もうそれだけでみんな大満足でしたね(笑)」

──スカパー!ではたくさんの映画が放送されていますが、たくみさんは映画がお好きだそうですね?

たくみ 「そうですね。ホラーやサスペンスなど、“やべえ”映画が好きです(笑)。ラブロマンスなども見るんですけど、“やべえ”映画を見たときの興奮にはかなわないです。好きなのはケヴィン・スペイシー出演の『ユージュアル・サスペクツ』。他人に説明するのが難しい映画なんですけど、ある事件で生き残った容疑者の、取り調べでの回想で物語が進んでいくんです。それで…」

まなぶ 「もうそのくらいに! たくみは、よく映画のネタばらしをしちゃうんですよ。先日も、先輩から『ロッキー』は面白いの?って聞かれて、第1作から最終作の『ロッキー・ザ・ファイナル』まで話しちゃいましたから」

たくみ 「『ロッキー』シリーズは、別に大どんでん返しもないし、ネタバレしたところで、楽しめる映画だよ!」

まなぶ 「僕も、たくみほどは見ていないですけど、映画は好きですよ。印象に残っているのは『ピカチュウのなつやすみ』です。キャラクターがポケモン語で話すんで、何を言っているかよくわからないのですが、なぜか号泣してしまいました(笑)」

たくみ 「言葉がなくても感動できるってことは、バレエとかも楽しめるんじゃない?」

まなぶ 「そうだね。感受性が豊かだからね、僕は。イルカショーも、目の前のショーを見ているんじゃなくて、そこに至るまでのトレーニングを想像して見ているみたいなところがあるから」

たくみ 「この技、練習では1回も成功していないんだろうな、とか?」

まなぶ 「そうそう…。いやその、映画では『冷たい熱帯魚』が好きです」

たくみ 「急にマジの話になったな。『冷たい熱帯魚』は僕も好き。映画でしかできない表現がたくさんある作品ですね。そういった映画の1シーンから、インスパイアされてネタになることもあって。映画を見ていると感受性が豊かになるというか…遠回しに言えば、映画をパクッているのかもしれないですけど(笑)、ともかく、ネタ作りに煮詰まると、映画を見るようにしています」


“スペースシャワーTV”のロゴには憧れていました(たくみ)


──それでは、5チャンネルを選んでいきましょう。今回はおふたりで相談しながら“カミナリの5チャンネル”を選んでください。

たくみ 「まずは“スーパー!ドラマTV”だよね」

まなぶ 「僕ら、『MACGYVER/マクガイバー シーズン2』のPRイベントに呼んでいただいたんです」

たくみ 「そういう縁もあるので、“スーパー!ドラマTV”は外せないね。でも、それを抜きにしても、すごく面白いドラマだと思います。銃を使わず、身の回りの物を利用して敵と戦う頭脳派のマクガイバーと、その相棒で肉体派のジャックというコンビを中心としたチームが、さまざまなミッションを遂行していくアクションドラマなんですけど、2人の関係は僕らと重なる部分もあって。マクガイバーは仲間からすごく信頼されていて、同じアイデアでもジャックが提案すると却下されるのに、マクガイバーだと、それでいこう!ってなるんですよ。カミナリも、僕が提案したネタの方が採用されやすいんです(笑)」

まなぶ 「それは僕が折れてあげているんです。僕の優しさですよ!」

──カミナリに縁のあるチャンネルがまずは選ばれました。二つ目はどうしましょうか?

たくみ 「“ディズニー・チャンネル”を入れたいですね。今、娘が『小さなプリンセス ソフィア』をはじめディズニーにはまっているんですよ。父としては、娘を喜ばせたいな」

まなぶ 「たくみは一緒に見ているの?」

たくみ 「もちろん。あとヒロインが敵と戦うアニメなんかも娘は好きで一緒に見てるんだけど、だいたい敵が強くて、ヒロインは劣勢なことが多いの。でも、そこに警察が来たら、『ちくしょう!』なんて言って敵が逃げていったりするんだよ。結局は一番強いのは警察かと(笑)。そんな発見もあって面白い。そういうところは、ネタに取り入れたいな」

まなぶ 「僕としては、やっぱりスポーツが見たいね。たくみはバスケットボールをやっていたので、Bリーグも見られるといいんじゃない?」

たくみ 「Bリーグは、WEBなどで試合経過を追っているだけになってるから、スカパー!に加入してちゃんと試合が見たいな。でもさ、まなぶは、1人で見るサッカーが好きだよな。僕らが中学の頃に『日韓W杯』があったんですが、まなぶが日本とトルコの試合を1人で見るって言うんですよ。それはないだろう、一緒に見ようよと、無理やりまなぶの家に行ったんです。それで、シュートが決まったりすると『やったー!』なんて言うじゃないですか、そうすると『チッ』って舌打ちされて(笑)。批判めいたことを言うと気分が悪いだろうと思って、『ナイスクリア!』みたいに前向きな応援だけしてたのに…」

まなぶ 「1人で集中して見たいんだって! それに今、シュートが決まったって言ったけど、トルコ戦で日本は1点も入れてないから!」

──なるほど(笑)。それはともかく、Bリーグが見られるチャンネルですね?

まなぶ 「“GAORA”がいいね。ほかのスポーツもバラエティーに富んでいて充実してるし、入れようよ」

たくみ 「あとは“スペースシャワーTV”も入れたいな。このチャンネルでミュージックビデオなどを見ていると、画面の隅にチャンネルのロゴマークの『S』が入っているじゃないですか」

まなぶ 「僕ら、ヒップホップが大好きで、学生の頃、ヒップホップのミュージックビデオを自作したことがあったんです」

たくみ 「“スペースシャワーTV”の『S』のマークをまねて、『A』って画面に入れたんですよ(笑)。僕ら、茨城県の旭村(あさひむら。現在の鉾田市)出身なので。そのくらい“スペースシャワーTV”には憧れてたよな」

──さあ、あと一つとなりました。

たくみ 「まなぶ、何か見たいチャンネルある?」

まなぶ 「“ナショナル ジオグラフィック”だね。このチャンネルの番組って、心のカウンセリングになるんですよ。悩んでいるときに、宇宙や大自然の壮大なドキュメンタリーを見ると、自分の悩みがちっぽけに思えます。いわば、僕の良き相談相手ですね。それに、これまで見たことのない色だったり、日常にはない自然の色彩を見ると、ゾクッとするんです。自分の知らないところでも、いろいろなことが起きているんだということを教えてくれて、さっきスベッたことなんて、ほんとにちっぽけなことだなと。あと、動物のドキュメンタリーを見ていると、こいつらは、スベるスベらないなんて気にしてないんだなって…」

たくみ 「動物にそんな概念ないよ!」

まなぶ 「そう、そんなこと考えずにのびのび生きているんですよ。僕も生きているだけで幸せだな、スベッてもいいじゃないか!と思えるんです。それに、なにより“カミナリのまなぶ”は絶対に出演してない番組なので、安心して見ることができますしね(笑)」

──無事、5チャンネルが決まりました。それぞれに興味のあるチャンネルやカミナリとして縁があるチャンネルなど、バランスよくスムーズに決めていくあたり、さすがは息の合ったコンビといったところでしょうか。今日は楽しいお話をどうもありがとうございました!


撮影/尾崎篤志 取材・構成/竹内伸一

【プロフィール】 
カミナリ 
竹内まなぶ:1988年9月16日生まれ。乙女座。O型。石田たくみ:1988年7月6日生まれ。蟹座。B型。共に茨城県出身の幼なじみ。’11年に漫才コンビ・カミナリを結成。’16年、’17年の「M-1グランプリ」では決勝に進出。現在は「PON!」(日本テレビほか)、「カミナリのチャリ旅!シーズン2」(とちぎテレビ)はじめ数多くの番組に出演中。
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