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望月歩&山田杏奈☆個性派キャスト集結!「五億円のじんせい」出演

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 窮屈な青春から抜け出すために家を飛び出した望来(みらい)が、さまざまな人と出会いながら成長していく姿を描いた映画「五億円のじんせい」。望来を演じるのは、「3年A組─今から皆さんは、人質です─」の瀬尾役などでも注目を集めた望月歩。そして、望来に大きな影響を与える明日香役に扮したのは、映画「小さな恋のうた」でヒロインを演じた山田杏奈。みずみずしい演技で役を生き抜いた2人の素顔や役者としての姿勢について聞いた。


──「五億円のじんせい」の文晟豪監督とは多くの話をしながら役作りをしたそうですね。

望月 「監督とはたぶん10時間くらい話して役作りをしました。自分のこと、監督のこと、作品のこと。自分はいつも疑問がいっぱいあって、それを聞くようにしてるんですけど、監督は全部に答えてくださったので、その中で作っていけたのはありがたかったです」

山田 「私は今回、明日香ともう一人の人物の2役をやらせてもらっていて、望来を引き戻す力がある役なので、2人それぞれが魅力的な人物でありたいというのを監督とお話しました。2人とも出演シーンは短いので、その中で印象的でいられるように、声のトーンや出し方を意識して演じていました」

──お二人は初共演ということですが、現場ではどんなお話をされたんですか?

望月 「僕たちが一緒の撮影は1日だけ。すごい人見知りなので、話そうと努力してたんですけど、全然話せなくて…」

山田 「私も人見知りだし、緊張してました」

望月 「しゃべりかけたけど、3往復くらいで終わったんですよ。共通の知人がいて「知ってる?」みたいな内容。その時、「あ~俺、しゃべり方下手くそだな」と思いました(笑)」

──望月さんは、先ほど写真撮影をする時にも緊張していたのが意外でした。映像の中ではあんなに生き生きとしてるのに。

望月 「役として撮られるのは大丈夫なんですけど、自分として出るのは苦手なんです…」

山田 「ふふっ(笑)。現場ではお話できなかったけど、こうやって取材でお会いしたらとても面白い方だなって思いました(笑)」

望月 「今、人見知りをなくそうとがんばってるんです!」

──では、役として接した感想はいかがですか?

山田 「望来は最初の方と後半とでは全然違った姿で、私は後半で望来とのシーンがあるんですけど。人と出会って吸収してっていう姿をすごく素直に演じられてるな、すてきだなと思いました」

望月 「うれしいです(照)。杏奈さんとの共演シーンはすごく楽しかったです。お芝居に対していろんな気持ちがあって現場に来てるんだっていうのをすごく感じたし、だからこそ本気でできて楽しいというか」

山田 「うれしい」

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──この作品には、すっと胸に入ってくる印象的な言葉がたくさんあるなと感じましたが、お二人はこの作品の魅力はどこにあると思いますか?

望月 「僕、平田(満)さんが演じられているホームレスの役が一番好きです。『落っこちるのは簡単だけど、這い上がるのは大変だ』っていうセリフに重みを感じたというか、いろいろなことがあってこのセリフを言ってるんだなってズゴーンときたので、それを聞いた時が僕は幸せでした」

山田 「私は完成した映画を見て、それまで周りの人に守られていた望来が変わっていく様子に感情移入できる作品だなと思いました。17才の時って、周りからは「これからいろいろできるね!」と言われて、たくさんの選択肢があるけど、その分たくさん悩むし、どれが正解というのはないと思うんです。そういう悩みを持っている人が見た時に、自分にはこんなにたくさん選択肢があって、どれを選んでもいいんだって思える作品なんじゃないかなと思います」

──自分を変えたいなと思っている人が、一歩前に進めそうな作品ですよね。

望月 「最初に監督と話した時に、そういうふうに思ってもらえたらいいよねって言って作ってたから、それが言葉になっていて、今うれしいです」

──作中には望来が明日を楽しみにするアイテムとして漫画が出てきますが、お二人にとっての明日の楽しみというと?

望月 「自分はお風呂に入るのが好きで、湯船に入るのが好きなんですよ。温泉とか、銭湯とか。湯船に入って「あ~っ」っていうのを楽しみに生きてます。あと、映画を見た後に、(映画の世界観が)残るじゃないですか。その状態で街を歩いて、自分がここから浮いてるっていう感覚を味わったりするのも好きです」

山田 「その感覚、分かります」

望月 「お~、やった!」

山田 「その時間だけ自分が違う世界にいる気がします。作品を見た後に、そのことについてぐるぐる考えてる時間がすごく好きです」

──では、自分が演じている作品では現場を離れても役が抜けないこともありますか?

山田 「役としては割と抜ける方なんですけど。緊張感みたいなものはずっと持ってるかもしれないです。眠りに落ちる瞬間に、現場の声が聞こえるんですよ。聞こえません?」

望月 「聞こえません!(笑)」

山田 「(笑)。昔からそうなんですよ。撮影が終わって帰ってきても『よーい、はいっ!』っていう声が聞こえてきて目が覚めて、『あ~もう終わったんだった。今家にいる』っていうのを5回くらい繰り返して寝ることもあります」 

──そんな時の個人的な楽しみは?

山田 「ご飯を作って食べること。作るほうが好きですね。一人暮らしを割と最近始めたので、母が実家で作ってくれてた味を思い出して作ることが多いです。最近はギョーザを作って、ギョーザって1人で作るとすごく時間がかかるんだなって思いました(笑)」

──では逆に、ちょっと明日が憂鬱(ゆううつ)になることはありますか?

望月 「新しい人と出会う時。人見知りで場に慣れるのに時間がかかるので。最初は何をしゃべっていいか分からないし、どう接していいかも分からない。それプラス朝が弱いから、新しい人と会う時間が早かったら、めちゃくちゃきついです(笑)」

山田 「すごく分かります。クランクインの前の日とか、眠れないくらい緊張します。あと、打ち上げがすごく苦手です。知らない人も来るので…」

望月 「僕も苦手です(笑)。やっと仲良くなれたぐらいなのに終わっちゃうから、寂しいなぁっていう気持ちにもなるし」

──いろいろと共通点が多いですね。では最後に、今後の目標を聞かせてください。

山田 「私の今後の目標は、「この役はこの人にやってほしい」と思ってもらえる役者さんになることです。それをプラスアルファで返せる人でいたいなと思います。そのために人間的にも充実していたいですし、身の詰まった経験をたくさんしていきたいなと思います。そういう経験を、作品を通して何かしら出せるようにしていきたいです」

望月 「僕は、役者として人をワクワクさせられる人になりたいですし、僕自身も演じることにいつもワクワクしていたいです。そういう先輩の俳優さん達から教えてもらったことを、自分より若い世代に同じように伝えられたらうれしいですね」

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【プロフィール】
望月歩(もちづき あゆむ)
2000年9月28日生まれ。天秤座。A型。映画「ソロモンの偽証」(’15年)やドラマ「3年A組—今から皆さんは、人質です—」(日本テレビ系)など話題作に多数出演する注目の若手俳優。
山田杏奈(やまだ あんな)
2001年1月8日埼玉県生まれ。山羊座。A型。映画「ミスミソウ」(’18年)主演、「小さな恋のうた」(’19年)ヒロイン役など話題作に多数出演。’18年4月よりロッテ「ガーナ」イメージキャラクターに就任。
【作品情報】
Next Break People
「五億円のじんせい」
7月20日(土)より全国順次ロードショー

幼い頃に、5億円の募金により命を救われた17歳の少年、高月望来。とある出来事をきっかけにSNSで自殺を宣言したところ、見知らぬアカウントから「5億円返してから死ね」というメッセージが届く。望来は家を飛び出し、“借金”を返して自由になるための旅に出るが…。
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取材・文/加治屋真美 撮影/島田香 ヘア&メーク/ほんだなお(望月)、安海督曜(山田) スタイリング/RYOKO OHGINO(望月)、武久真理江(山田) 衣装協力/IKIJI、POSTELEGANT(望月)





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