懐かしテレビほの字組

連載

平成とちょっと違う魔法・変身少女キャラ。レトロキュートな“クリィミーマミ”のキラキラ感

「懐かしテレビほの字組~町あかりの昭和テレビ再発見!~」第八回

 1991(平成3)年生まれのシンガー・ソングライターの町あかりが、皆さまから「昭和のテレビ番組」のオススメ情報をいただき、実際に観てみよう!という連載企画「懐かしテレビほの字組」。今回読者の方からオススメしていただいた番組は、今回読者の方からオススメしていただいた番組は、日本テレビ系のアニメ「魔法の天使クリィミーマミ」です。

 この連載でテレビアニメを取り上げるのは初! 1983~84年までの放送ですが、どの世代でも“ファンシーグッズ”をきっかけにクリィミーマミを知っている人は多いですよね。私が高校生の頃に(ちょうど10年くらい前)、今思えばリバイバルブームが起きていて、レターセットやクリアファイルなどのグッズも自然と持っていました。今もいろんなところでグッズを見かけますよね。しかし、アニメは観たことなかったので、これを機に第1話から観てみることにしました!(動画配信もされてますよ~)。

 10歳のおませな女の子・森沢優が、ひょんなことから(便利な言葉だな~「ひょんな」って…)魔法のステッキを使って16歳の少女の姿に変身できるようになる、というところから物語は始まります。変身した姿でウロウロしていると、なんと芸能プロダクションの社長にスカウトされてしまい(え~!)、いきなり歌手デビューすることになっちゃいます。いいなあ、そんなに簡単にデビューできて…(笑)。

 そもそも主人公の優ちゃんは男の子から恋心を抱かれていたり、クリィミーマミに変身する前から芸能プロダクションの社長に「きみ、かわいいね」と言われたり、どうやら“めっちゃかわいくてモテる人物”みたいなんですよね。それって、私が幼少期に観ていた変身少女シリーズ「美少女戦士セーラームーン」(92年~/テレビ朝日系)や「おジャ魔女どれみ」(99年~/テレビ朝日系)のような「主人公はドジでどうしようもないけど、情は厚く、友人に助けられつつ頑張る」という設定とは少し異なるキャラクターだなあと感じます。当時の子どもたちは「なんだよ、かわいくてモテて簡単にアイドル歌手になっちゃう主人公とか、ちょっとつまんねぇな~。しかも家がクレープ屋とか何? オシャレで勝ち組じゃん」みたいな嫉妬の気持ちは生まれなかったのでしょうか? 親近感のあるキャラクターに共感する世代と、キラキラ輝いている遠い存在に憧れる世代((松田)聖子ちゃんとか)の違いなのかな?

 しかし、魔法・変身少女アニメとしての共通点もちゃ~んとあります! “主人公のそばにいる小さいキャラ”(マミだったらポジとネガ、セーラームーンだったらルナとアルテミス)が登場するのもその一つ。魔法少女アニメには必ず出てきますよね、妖精みたいなキャラ。

 あとは、魔法変身アイテム! 「クリィミーステッキ」「魔法のコンパクト」…こういったものも魔法少女ではマストですよね! 小さい頃に持っていた方も多いのではないでしょうか。検索してみてください。かわいくてかわいくてたまらないです…。クリィミーマミは、アイテムも衣装もパステルカラーの配色でまさにファンシー! 平成の魔法少女モノのピカピカな感じとは異なり、“レトロキュート”というような魅力を感じます。このファンシーな雰囲気が今の「ゆめかわいい」(「夢みたいにかわいい」の略称。メルヘンで幻想的なデザイン)ブームにピタリとハマって、クリィミーマミ・リバイバルブームも生まれたのかな? 確かに、最初に見た時は新鮮でした。

 余談ですが、この「ステッキ状の魔法グッズ」のような“魔法少女あるある”の元祖って、「コメットさん」(67~68年/TBS系)で? と思って調べたところ、その前に「魔法使いサリー」(66年/テレビ朝日系)がありました! 魔法少女の歴史、めちゃ長いですね。研究しがいがあります!(昭和期のオススメがあればぜひ教えてください)。

 さて、「魔法の天使クリィミーマミ」は、主人公の声優も務める太田貴子さんによるオープニング曲「デリケートに好きして」も名曲ですね! 「好きして」というちょっとおかしな言い回しが頭に残ります。作詞・作曲者は誰かな?と調べたところ、古田喜昭さん。あれ? どこかでお名前聞いたことが…と思ったらシュガーの「ウエディング・ベル」(81年)を手掛けた方でした。シュガーは「私 にほリカ人」(82年)も大好きなんですよ~! こちらも古田さんでした。ああ! どんどん脱線しますが、私が好きな曲、セイントフォーの「ハイッ!先生」(85年)も「ときめきトゥナイト」(82年)のオープニング曲も古田さんの作詞・作曲だそうです。どれもおかしくて、微妙にヘンテコなんですよね。今回は音楽面でも良い発見がありました。

 こちらの連載では、読者の皆さまからオススメの「昭和のテレビ番組」を引き続き大募集しています。現在でもDVDや再放送、動画配信サイトなどで観られる番組を教えていただけますとうれしいです。秋の長い夜、たまには昔のテレビのことを思い出してみませんか? 情報メールお待ちしています。

【オススメの「昭和のテレビ番組」募集中!】
町あかりさんに見せたい昭和のテレビ番組を募集します!
番組名、見せたい理由、見せたいシーンを書いて、下記アドレスまでご応募ください。抽選で、町あかりさんのアルバム「EXPO町あかり」を7名様にプレゼントいたします。
machi-honoji@tokyonews.co.jp
町あかり
シンガー・ソングライター。作詞・作曲、編曲、イラスト、衣装制作まで自身で行う。2017年ビクターエンタテインメントからメジャー3rdアルバム「EXPO町あかり」をリリース。現在、4thアルバム「収穫祭!」が発売中。他の歌手への楽曲提供も行う。文鳥を溺愛中。

町あかりオフィシャルブログ 
http://akrmc.blog135.fc2.com/
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