放送局から直送便・ドラマ版

コラム

「なつぞら」草刈正雄を直撃!“頑固じいさん”泰樹とは「真逆の人間」

 北海道・十勝で広大な大自然と開拓者精神あふれる強く優しい大人たちに囲まれてたくましく成長した奥原なつ(広瀬すず)。そんな彼女が北海道で育んだ想像力と根性を生かし、当時、「漫画映画」と称された草創期の日本アニメの世界でアニメーターを目指す姿を描く「なつぞら」(NHK総合ほか)では、なつがついに上京を決意! いよいよ本格的にアニメーターへの道を進み始めます。

 第7週(5月13~18日放送)で、なつはアニメーターになりたいという気持ちを自覚しながらも、今まで育ててくれた柴田家への申し訳なさから東京に行きたい本当の理由を言えませんでしたが、ついに東京へ行きたいと柴田家の家族に伝えます。なつの気持ちを聞いた泰樹は冷たく「勝手にすればいい」と言ってしまうのですが、自分が照男(清原翔)との結婚話を出してしまったことが原因だと責任を感じ、雪月のとよ(高畑淳子)と雪之助(安田顕)に、雪次郎(山田裕貴)と一緒になつを東京に連れて行ってほしいと頼みます。

 なつは泰樹が東京行きを手配してくれたこと、また「いつでも戻ってくればいい」という言葉を聞き、自分が東京に行きたい本当の理由を言えずにいることを裏切りだと感じてしまいました。しかし、とよの助言を受けて本当のことを話すことを決意し、無事「漫画映画を作りたい」という夢を柴田家に伝えることができました。記者はこのシーンに感動。なつの頰を温かく包んだ泰樹の手は、精いっぱいの愛情が詰まっていましたね。この記事を書いているだけでも涙が出てきてしまいそうです…(笑)。

 さて、なつをここまで開拓精神あふれる娘に育てた泰樹。なつを送り出す言葉を告げるシーンはもちろんですが、視聴者の心にグッと刺さるセリフが多い印象です。剛男役の藤木直人さんが、泰樹のシーンの反響の大きさをうらやましがっていたのが記憶に新しいです(笑)。草刈さんはご自身のセリフについて、「年が年なので、役回りとしてそういういいセリフを言う役回りが来たのかなと思っています。とてもありがたいことですね」とコメント。さらに「台本を読みながら、しょっちゅう泣きます。自分のシーンにかかわらず泣きますね」と、草刈さんご自身も今作に感動させられることが多いと語ってくださいました。また、自分の役どころは、「僕とは真逆の人間です。僕はいじいじしていてどうしようもないんです(笑)。ああいう大きい人に憧れているので、芝居として演じられるのはうれしいです。自分と真逆な方が楽しいですね!」とのこと。泰樹という役を心から楽しんでいる様子を教えてくれました!

 連続テレビ小説100作目ということで、視聴者から大きな期待が寄せられている今作ですが、その期待を上回る好調さを見せています。その理由について草刈さんは、「やっぱりみんな力入っているなっていう感じがしますね。一人一人のスタッフもそうなんですよ。美術さんにしても、メークさんにしてもエネルギーがすごいです」と現場の熱について明かされ、「僕の衣装のウエスタンな感じも、衣装さんや美術さんが寝ずに考えてくれたらしいんです。そういうのが画面にも伝わるのではないかなと思います」とうれしそうに話してくれました。究極の頑固じいさんでありながらも、時々チャーミングな一面も見せてくれる泰樹。これからどんなふうになつを見守っていくのかが楽しみです!

 さて、5月20日に始まる第8週からは、昭和31年の春が舞台。アニメーターになる夢をかなえるため、なつは雪之助・雪次郎親子と一緒に上京を果たします。そして、雪次郎が菓子修業をする新宿の「川村屋」を訪ね、エキゾチックな雰囲気を身にまとうマダム・前島光子(比嘉愛未)と再会することに。なつは光子の好意で、「川村屋」に住み込みで働くことになります。新生活を始めたなつは、兄・咲太郎(岡田将生)をよく知るクラブ歌手・煙カスミ(戸田恵子)に誘われ、近所のおでん屋「風車」を訪ねるのですが、店の女将の岸川亜矢美(山口智子)に兄への思いを話すと、なぜか亜矢美は動揺し──!?


【番組情報】 

連続テレビ小説「なつぞら」 
NHK総合 月~土曜 午前8:00~8:15ほか
NHK BSプレミアム 月~土曜 午前7:30~7:45ほか

NHK担当 A・M



 
キーワード

関連記事

TVガイド最新号

TVガイド
2019年8月30日号
発売日:2019年8月21日(水)
※一部地域は発売日が異なります
特別定価:410円
表紙:

新着連載

PAGE TOP