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コラム

「いだてん」中村勘九郎と生田斗真が金栗四三&三島弥彦の青春の地で語る撮影エピソードに観客爆笑!

 NHKの大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」のトークリレーが東京・文京区にて開催されました。参加したのは、日本で初めてオリンピックにマラソンで出場した金栗四三役の中村勘九郎さんと、同じく100m走で出場した三島弥彦役の生田斗真さん。お二人が登壇したイベントの模様をお届けします!

 このトークリレーが行われた東京・文京区は、四三が走って通った東京高等師範学校だけでなく、弥彦の通う東京帝国大学もあり、2人にとって青春の地。文京区は勘九郎さんにとっても青春の地だそうで、街を歩いていて「金栗四三青春の地」という旗を見ると、なんだかこっぱずかしいと告白されていました。さらに、役所広司さん演じる嘉納治五郎が創立した講道館も建っています。その講道館で、第11話(3月17日放送)の「あんたが記録のことばかりいうから俺は一度押しつぶされたんだ!」と嘉納につかみかかった弥彦が背負い投げされるシーンの受け身を練習したそうですよ。同じく第11話の中のストックホルムオリンピックのマラソン競技の当日の朝に四三と弥彦が「ひぃやあああっ!」と運河で水浴びをする場面についても、「あの日は寒かったね~」「曇り空でちょっと雨も降ってたし」としみじみ。鼻水が出てしまうほどの寒さだったのに「今日も暑いぞ!」という真逆のせりふだったことも楽しそうに話されていました。そんな気候だったにもかかわらず、撮影中にはお日様が差したそうで「奇跡でした。あれは忘れられないな」と思い返す勘九郎さん。

 そしてさかのぼること、第8話(2月24日放送)。ストックホルムオリンピックに旅立つ四三と弥彦のもとに、弥彦の母・和歌子(白石加代子)と兄・弥太郎(小澤征悦)が見送りに来てユニフォームを渡すシーンについて、生田さんは「あの撮影は白石さんとはじめましてくらいの時に撮ったシーンだったんですよ」と明かすと、勘九郎さんが「その後、弥彦が電車の中で泣いている時に(偶然)光がふわーって入るんですよ。『光まで演出してしまうなんて、さすが生田斗真!』」と絶賛。

 さらには、第9話(3月3日放送)のシベリア鉄道のエピソードに。なんとこちらは全部セットだったとのことで、窓の外の景色はLEDの大きなパネルで映し出していたそう。それは、電車の中にいるような錯覚を起こすほどだったといいます。一方、電車の揺れはスタッフがセットを揺らして再現していたんだとか。最新機器と人力であのなんともいえないリアルさが出ていたんですね! その後、ハルビンに降り立つ四三と弥彦のシーン写真を見た生田さんが一言、「あれ、スーパーマリオですよね!」というや否や、場内爆笑。言われてみれば確かに! こうなってくると、もはやマリオにしか見えません(笑)。

 続いて出てきたのは、第10話(3月10日放送)のお話です。弥彦が自暴自棄になってストックホルムのホテルの窓から身を乗り出して飛び降りようとするシーン写真が登場。こちらは外のシーンはストックホルムだったそうですが、ホテルの中に引き込まれた弥彦が「俺らの一歩は日本人の一歩ばい!」と四三に言われるシーンはセットだったとのこと。「窓から飛び降りようとするシーンはストックホルムの人たちに見られましたね。ふんどしも知らないから『何あれ?』って」と笑いながら当時を振り返る生田さん。そんな弥彦の衣装は、シルクのガウンにふんどし。そんなところにも弥彦らしさを出すためのこだわりがあったんですね。話しているうちにいろんなことがよみがえってきた勘九郎さんは「普通、人を引き留める時ってガウンの上からじゃないですか。そうじゃなくて、ガウンの中に手を入れてって言われたんです」と監督から謎の指示を語り、観客の笑いを誘っていました。

 後半のコーナーでは、ストックホルムオリンピックで監督を務めた大森夫妻(竹野内豊、シャーロット・ケイト・フォックス)や嘉納治五郎を支えた可児功(古館寛治)、弥彦の記事を書く記者の本庄(山本美月)など、四三と弥彦にまつわる“とつけむにゃ~”人々を紹介。加えて、四三の母・金栗シエ役の宮崎美子さんと弥彦の母・和歌子役の白石さんから、勘九郎さん、生田さんへ向けたメッセージも。最後には、天狗倶楽部の「テン、テング~」ポーズを会場の皆さんと一緒に決めてトークリレーが終了。司会の武内陶子アナウンサーがイベントの中で「もう1回戻って楽しんでいらっしゃる方が結構いらっしゃる」と言われていましたが、記者も録画した「いだてん」を見返したくなる60分でした。

 イベント終了後に行われた取材会で勘九郎さんは「文京区という地が金栗さんにとって青春の地ですし、私が生まれ育った場所ですので感慨深いですね。こういうところでもご縁があるのはうれしい限りです。そこでストックホルムの日本人オリンピアン、最初の2人でトークができたのはこれからの撮影の励みになりますし、昨年を思い返していい思い出を共有できたなって改めて思える機会にもなりました」とコメント。続いて生田さんは「今日、老若男女たくさんの世代の方にお越しいただき、こういった方に『いだてん』は支えられ応援してもらっているんだなと感じられてうれしかったです」と感想を述べられました。また生田さんは、トークリレーの中でも話していた講道館で、嘉納治五郎Tシャツを買って勘九郎さんと役所さんに渡したところ、「自分で自分のTシャツを着るわけだから、役所さんは照れくさそうにされていました」と笑いながら教えてくださいました。次に、新たに参加する黒坂辛作役の三宅弘城さんについて聞かれた勘九郎さんは「実はものすごくうれしい」と明かし、「ずっと前からファンだったので、大河ドラマ『新選組!』で共演させていただいた時に、『ファンです。握手してください』って言って握手したのが三宅さんで、またご一緒できるのが楽しみでしょうがない。良いものができる予感しかない」と自信をのぞかせていらっしゃいました。

 3月31日放送の第13話では、行方不明になっていた四三の所在が明らかになり、日本人が初めて参加したストックホルムオリンピックは終了します。オリンピックが終わった後、彼がどんな道を進んでいくのか。今後も目が離せません。

NHK担当 K・H

【番組情報】 

大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」 
NHK総合 日曜 午後8:00~8:45ほか 
NHK BS4K 日曜 午前9:00~9:45ほか 
NHK BSプレミアム 日曜 午後6:00~6:45

 
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