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コラム

高畑充希主演「過保護のカホコ」第9話。カホコと初の力で根本家の「家族の絆」は修復されるのか?

 高畑充希さん主演の連続ドラマ「過保護のカホコ」(日本テレビ系)。過保護に育てられたカホコこと、女子大生・根本加穂子(高畑)が同じ大学の麦野初(竹内涼真)に、「お前みたいな過保護が日本をダメにする」と言われたことで、今のままではいけないと気付き、少しずつ成長していく本作とも、残すところあと2回でお別れです。過保護に育てられたが故に少し浮世離れしているカホコと、養護施設で育てられて早くも世の中の厳しさを知ってしまった初の、かみ合っていないようでかみ合っている会話は、ただの言葉のキャッチボールではなく、2人を通して脚本家・遊川和彦さんが伝えたいことが溶け込んでいます。皆さんはどのように感じていますか?

 第8話では、家族に対する価値観の違いで初と別れたカホコが、病気の祖母・並木初代(三田佳子)が元気なうちに自分の花嫁姿を見せようと、婚活パーティーに参加するシーンがありました。ドラマを見て思わず「あら」と笑ってしまった方がたくさんいらっしゃるはず。そう、カホコの婚活パーティー相手として、日本テレビの青木源太アナウンサーがサプライズ出演されたのです。

 普段は明るくてスマートなイメージの青木さんですが、イメージとは全く違う少しズレた、婚活に勤しむ男を見事に演じた青木アナの“役者魂”を垣間見た回でもありました。

 サプライズといえば、もう一つ。初が7歳の時に、手紙を残して突然姿を消してしまった母(高橋ひとみ)と初が17年ぶりに再会を果たしましたね。初のために、姿を消す選択をするしかなかったと告白する母に、初は毅然とした態度を見せますが、どこか寂しそうな顔に感情移入してしまう方も多かったのではないでしょうか。初は、母と再会したことがきっかけで「家族を持ちたい」とさらに強く思うようになり、カホコとよりを戻すことになったので、母との再会はこの回の大事なポイントであったと改めて思いました。

 9月6日放送の第9話では、そんな初とカホコが、泉(黒木瞳)と正高(時任三郎)に結婚の承諾を得ようと奮闘する姿が描かれます。カホコと初を応援する正高とは違い、泉は2人が本気で結婚する気なら自分も本気で反対すると、なかなかイエスと言いません。そんな中、初代が意識を失い、病院に運ばれることになります。親戚中が病院に駆けつけた中、初代の余命が短いことを受け入れられない泉は、どうしても母を助けたいあまり治療法をめぐって再び姉妹げんかを始めてしまいます。

 一方、初は、祖母が倒れて心細さを感じるカホコに、初代が意識を取り戻した時に喜んでもらえるように、2人で家族の問題を解決しようと励まします。早速、カホコは勇気を出し、親戚たちに結婚すると宣言しますが、初代の病気は自分の行いのせいだと泣く祖父・福士(西岡徳馬)に、離婚することにしたといじける伯母・国村環(中島ひろ子)、富田糸(久保田紗友)を勘当したという伯母・節(西尾まり)と、自分たちのことで精いっぱいな親戚たちは、応援してくれる雰囲気でもないです。さらに初代の看病に憔悴しきった泉は、家族の絆を修復しようとするカホコに思わず冷たい言葉をかけてしまうのですが…。

 世間知らずで何もかも親任せな「尻尾の付いているカエルの子」だったカホコは、立派な大人のカエルになれるのでしょうか。そして、揺れに揺れているカホコの家族たちは、お互いを理解し、愛し合い、切れる寸前の家族の絆を取り戻すことはできるのでしょうか。ラストまで残り2回。「過保護のカホコ」第9話をお見逃しなく。

日本テレビ担当 Y・P

【番組情報】

「過保護のカホコ」 
日本テレビ系 
水曜 午後10:00~11:00

 
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