制作スタッフが“熱い”赤道の美しさを語る「ぐるっと赤道 3時間スペシャル~宇宙から見た大絶景×楽園の人々~」

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 緯度0度を示し、北半球と南半級を分ける線、赤道。大西洋、アフリカ諸国、インド洋、インドネシア、太平洋、南米諸国を通り、全周は約4万キロ。目に見えて存在する線ではないが、光と影が同居する、”最も地球らしい場所”だという。その赤道をテーマにした大型番組が、1月13日、NHK BSプレミアムで生放送される。NHK編成局コンテンツ開発センターのチーフ・プロデューサーである久米麻子氏と、コンゴ民主共和国を取材した制作会社テムジンのディレクター・内山直樹氏に、番組の見どころを聞いた。

──今回の番組の企画が立ち上がった経緯をお聞かせください。

久米 「1月20日から赤道をテーマにした90分×6回シリーズのドキュメンタリーが始まります。赤道は緑が豊かで海も青い。とても地球らしい場所です。その赤道の自然や、そこに暮らす人々の姿を伝えていくシリーズなんですが、6回だけではどうしても伝えきれないものがあるので、プロローグを兼ねて紹介しよう、と。ちょうど同じ頃、宇宙から地球の様子を中継する企画が進んでいたのですが、国際宇宙ステーションに滞在している金井宣茂さんから番組向けにメッセージをいただけることになり、宇宙からも赤道を見てみようということになりました。宇宙からの視点で見つめると、赤道が地球らしい場所であることがより伝わるのではないかということで、3時間生放送の番組になりました」

──シリーズ用に取材したもの以外の映像も紹介されるのですか?

久米 「今回の番組用に2カ所特別にロケをしています。その一つが…」

内山 「私が取材した、コンゴ民主共和国の首都・キンシャサです。そこで撮られたプロレスの写真に一目で惹かれまして、2017年の10月に一人でカメラを持って現地に入りました。現地では運良くプレロスの団体の方と会うことができて、試合も撮影しました。スラム街の真ん中にリングが置かれて、子どもから大人まで、1000人ぐらい観客が集まって、独特の熱気がありましたね。試合をすると子どもたちが大声を上げて喜ぶし、とても豊かなコミュニケーションがありました。プロレスといっても、実はレスラーはプロではなかったりして(笑)、金銭面で恵まれているわけではない。でも、レスラーの一人は『みんな貧乏だから気にしないよ』と笑い飛ばしていました。ヒエラルキーがなくて、みんなフラットで、エネルギーがある。たくましいし、カッコいい、と思いましたね。ああいう世界は、日本にも昔はあったのではないかと思います。」

久米 「赤道にある国は貧困や紛争など問題も抱えています。でも、『熱い国に、熱い人たちが生きている』ことを第一に伝えたい。地元の人たちと向き合って取材すると、彼らは『幸せです。豊かです』と口をそろえて言うんです。それをそのまま受け取って、いいな、と感じられる番組にしたいです」

──貧しい国と一口にいっても、自分たちで先進国と名乗っている国の価値権で、勝手にそう扱っているだけですしね。

内山 「現地では全然、貧しいと感じませんでしたし。国際的な統計に出てこない経済があって、活気に満ちていたり」

久米 「だから価値観がゆさぶられるところもあります。あくまでもエンターテインメントですが、午後11時までの放送ですので、寝る前に深い気持ちになり、次の日を迎えられる番組になればいいな、と」

──独自映像は2カ所ということでしたが、もう一つは…。

久米 「ウガンダです。17年前から現地に足を運んでいる日本人女性がいらっしゃるんですが、彼女が映画を見たことがない子どもたちのために日本から映画を持っていく。それを追った映像です」

──宇宙からの映像も楽しみです。

久米 「金井さんが特別に撮影してくださった映像をお見せします。宇宙から赤道に注目したことはないので、面白いと思います」

──あとは6回シリーズからの映像ですか?

久米 「そうですね。各地の絶景と、珍しい独自の文化も。海に潜って海底を歩いて漁をする、インドネシアのバジョ族とか。もともと人間を中心に撮る企画なので、自然だけの絶景はあまりないのですが、人の営みの後ろに素晴らしい景色が映っています。コンゴ民主共和国の映像も絶景ですよね(笑)」

内山 「ええ、人々の姿が。日本では個人のテリトリーがあって、そこになかなか踏み込めなかったりしますが、現地の人たちはそういうものがない。みんなけんかしたり、優しい言葉をかけ合ったりしながら生きている」

──ちなみに、プロレスのスタイルはどんなものなんですか?

内山 「ホントかウソか分らない世界を、みんなで楽しんでいますね。スタイルもいろいろで、お祈りの道具を身につけた黒魔術系のレスラーがいたり(笑)。現地では黒魔術が身近なもので、悩みがあったら呪術師に相談したりします。そういう土着のものとプロレスが融合して、ほかのどこにもない世界が作られています」

久米 「レスラーを見るのも面白いし、観客の熱狂ぶりや、子どもたちのキラキラした表情を見ると、こちらの胸も熱くなる感じですね」

内山 「サーカス団みたいでしたね。周りにいる人たちを楽しませて、一体になって盛り上がっていました」

久米 「みんなたくましいし、優しい。人間っていいなあ、と感じられて、元気が出る番組です。ぜひご覧ください」

【番組情報】
「スーパープレミアム ぐるっと赤道 3時間スペシャル~宇宙から見た大絶景×楽園の人々~」 
NHK BSプレミアム 
1月13日 午後8:00~11:00 

1月20日に始まる、全6回のドキュメンタリーシリーズ「赤道直下4000万キロ 光と影の物語」に先駆け、3時間にわたって赤道を体感する生放送特番。シリーズのハイライト映像に、独自の映像と、国際宇宙ステーションから地球を捉えた映像を加えて構成される。番組の主役となるのは、ドローンを駆使して撮影された各地の絶景と、赤道直下に暮らす“熱い”人々に密着した取材映像。コンゴ民主共和国のスラム街の民衆を勇気づけるプロレスラーや、インドネシアやサントメ・プリンシペで大自然に溶け込んで生きる人たちなどの姿を伝えていく。スタジオゲストは荒俣宏、羽田美智子、足立梨花、パックン、ハライチほか。司会は所ジョージと加藤綾子。
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