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サンドウィッチマンが「キライにならないでほしい」と懇願!? 街ブラ×即席コントの新感覚バラエティーでの“地獄ロケ”を激白!

 前代未聞!? サンドウィッチマン(伊達みきお、富澤たけし)が豪華ゲストと共に東京23区制覇を目指し、“街ブラ”をしながら即席コントを行う新感覚のバラエティー番組「サンドウィッチマンのぶらり即席コントの旅」。2017年10月から2人の地元・宮城県の東北放送ほかテレビ神奈川で放送され、ひそかな人気を博した同番組に未公開映像を加えた完全版「サンドウィッチマンのぶらり即席コントの旅DX」が、1月6日から映像配信サービス・dTVで配信中! 漫才師として「M‐1グランプリ2007」を制覇し、コント師としても「キングオブコント2009」にて準優勝を果たすなど、輝かしい戦績を残すサンドウィッチマンをして、「もっともハードな番組」(伊達)、「(ロケに行きたくなくて)じんましんが出たことがある(笑)」(富澤)と言わしめる、「ぶらり即席コントの旅」とはいかなる番組なのか? また、これまでの珠玉のエピソードは? 「サンドウィッチマンのぶらり即席コントの旅DX」の配信を記念して行われたavex新社屋内(東京港区南青山)でのロケを前に、番組の魅力を聞いた。

──漫才とコントの達人が即興コントを繰り広げる「サンドウィッチマンのぶらり即席コントの旅」。まだ見たことがないという読者に、どんな番組なのか、番組の見方を教えてください。

伊達 「一言で言うと、めちゃくちゃハードな番組ですよね。打ち合わせもなく設定も台本もなく即興のコントをやる、いまだかつてない番組ですから、(収録が)終わった後でドッと疲れるんです(笑)。ゲストで来てくれた人たちもみんなそう言ってます」

富澤 「この番組によってスキルが上がるとか、サンドウィッチマンのコントに何か影響を及ぼしたとかは全くないんですけど(笑)、ハートだけは強くなりました」

伊達 「『われわれの武器は、漫才とコント』と常々言っていますが、何せ即興ですし、ましてやゲスト含め何人かでやるものなので、それが生かせない場合も多々あるんですよ。意外と富澤が置いてきぼりになることもあるからね?」

富澤 「『あ~っ! 俺はそっち(の方向で)行きたいのにそっち行っちゃうんだ…』って毎回、焦ってます」

伊達 「番組のルールとして、ロケ中にホラ貝の音が鳴るとコントに入らなきゃいけないんですけど、これがまた結構、鳴るからね? お店にでも入っていればシチュエーションも設定も考えやすいものの、ただの道路で鳴ることもあるから」

富澤 「その時はもう、道路工事の設定にするしかないっていう(笑)」

──「史上空前!! 笑いの祭典 ザ・ドリームマッチ」(TBS系)でのシャッフルコンビしかり、即席ペアがゲストのための一点物の漫才を作成する「イッテンモノ」(テレビ朝日系)しかり、その完成度に驚かされますが、「ぶらり即席コントの旅」は全く別モノなんですか?

伊達 「『即興』と言っても、『ドリームマッチ』は30分、『イッテンモノ』は10分間の(ネタを考える)制限時間がありますからね。もちろん、それなりのものをやらなきゃいけないって責任感といいますか、プレッシャーもありますけど、『ぶらり即席コントの旅』の方が全然、ハードです。ま~…とはいえ、クオリティーうんぬんのところで、そんなに気にしなくてもいいぶん、逃げ道があるし。気持ちの上では「即席コントの旅」の方が、まだやりやすいかもしれませんが(笑)」

富澤 「でも、『イッテンモノ』と『ぶらり即席コントの旅』の収録が同じ日に重なった時があって」

伊達 「そうそう、しかも1日で各番組、2本ずつ録ったんだよな」

富澤 「前の日、収録に行くのがイヤでじんましんが出ましたもん。当日も、まー、疲れたのなんの」

伊達 「分かる!(笑)、俺もその日、行きたくなかったもん」

──印象に残ったゲストは?

伊達 「ゲストではベッキーですかね。新大久保でのロケだったんですけど、街行く人たちからたくさん声を掛けられて。『ベッキーじゃない?』『久しぶりに見た~』とか。ベッキーも速攻、『久しぶり言うな!』って返してました(笑)」

富澤 「めちゃくちゃ人気者だったよね。あと、何だかんだでさすがはベッキーだと思った」

伊達 「そう、臨機応変だな~と。ホラ貝が鳴るや、自分から設定をまず作って、率先してコントをやってましたし。普通であれば萎縮するところ堂々としてた。女性一人で、しかも芸人じゃないから『こっちが引っ張ってかなきゃいけないのかな~?』と準備してたら、逆に引っ張ってもらって。エステ店で富澤の顔をクリームまみれにした時も、ベッキーは躊躇がないんです。俺の方が遠慮してた(笑)。あの思い切りの良さには感心しました」

富澤 「コントの終わり方もキレイだったよね。わあ、スゲエな~と思って」

伊達 「即興で台本がないから、見事なオチで終わることはまずないんですけど…あっ、でも、バイきんぐ・小峠(英二)もうまかったね? あれは傑作ができたな~。普通は自分の考えてる方向とは全く違うことをやってきて、ひっちゃかめっちゃかになって。途中から『これ何のコントなんだろう?』と思ったりするところを、ちゃんとキレイに着地して」

富澤 「東京03とかインジョン(インスタントジョンソン)さんとか、人数が増えれば増えるほど、ワケ分かんないことになっちゃう。その点、ベッキーと小峠はキレイだったな~」

──印象に残るロケ地はありますか?

富澤 「うーん…ないです!(笑)。『いつホラ貝が鳴るんだろう?』って常にドキドキしているから、全く余裕がなくて。“街ブラ”番組なのに、お店のこととか、ほぼ覚えていないという。もうね、頭、真っ白で」

伊達 「回を重ねるごとに、“街ブラ”要素が薄まって、2人の中では完全にコント番組になっていますね(笑)」

──現時点では、いわゆる“関東芸人”のくくりに入るゲストが多い気がしますが、今後、関西の芸人をはじめ招きたいゲストはいらっしゃいますか?

伊達 「言われてみると、そうですよね。コントと言うと、どうしても関東の芸人が多くなっちゃうから」

富澤 「西の芸人さんでコントとなると…TKOさんとか、よゐこさんとか」

伊達 「そういう大先輩がいらっしゃると、俺らが飲まれちゃうかもしれないけど(笑)。でも基本的には、西でも東でも、芸人さんじゃなくてもウェルカムで。これ1回やると、すぐ仲良くなれちゃうからね? 皆さん、遊びにきてほしいな。ハードなぶん収録が終わった時の達成感がものすごいので」

富澤 「『こんなにツラいロケを一緒に乗り越えた!』って一体感もすごい(笑)。ただ、ゲストに来たニッチェの江上(敬子)が『怖くてオンエアを見れない』と言ってたけど、若手は敬遠するかもしれない(笑)」

伊達 「BSフジの『東北魂TV』とかやってくれてる勝手知ったるスタッフさんで、俺らはやりやすいですし、信頼もしているんですけど、いかんせんドSなんですよ(笑)」

──反省点や改良していきたい点はありますでしょうか?

伊達 「ホラ貝が鳴ると比較的、僕がすぐ設定を決めちゃいがちなので、(本来、自分はツッコミ役なのに)ボケちゃうんですよ。だから富澤とのバランスかな~?」

富澤 「コントに入るタイミングが遅れると、ボケてもツッコんでも、どっちつかずになっちゃうんですよね。あと、こっちが決めた設定に乗ってこない人もいますし」

伊達 「東京03の角田(晃広)さんなんか、まさにそうで。俺はボケをやってたし、富澤はツッコまないしでワケ分からないことになっちゃって(笑)。そういう意味では、さっきの小峠のようにツッコミの人がゲストの方がうまくいくのかもしれないね」

富澤 「確かに、(アンタッチャブル)柴田(英嗣)さんの時も安心できたね」

伊達 「初回の(スピードワゴン)井戸田(潤)も、初めてでノウハウがないのに、手応えがあったし、『ああ、こういうことなのか』ということが大体分かって」

──23区を制覇した後に挑戦したいこと、楽しみにしたいことは?

伊達 「そりゃあもう、全国制覇するしかないでしょう(笑)。東京23区が終わったら地上波でやってた宮城・仙台、神奈川、“区”がある都道府県を制覇してく」

富澤 「マジで!? 地獄だな~(笑)」

伊達 「“州”とか含めると、全世界でもイケるわけだし。ライフワークにしていきたいです」

富澤 「それは絶対イヤだけど(笑)、カンニング竹山さんがゲストの回とか、『竹山さんがボケたらこういう感じになるのか…』という。まー、ただの変なおじさんになったんですけどね(笑)、そういう新しい発見、科学反応みたいなものを楽しみにしたいです」

──最後に、今年の9月にサンドウィッチマンを結成して丸20年が経ちますが、20年間を振り返ってみていかがですか?

伊達 「“食えない10年”と“食える10年”が見事に分かれる20年間でしたね」

富澤 「そうね~…確実に人気は出てきたんじゃないでしょうか(笑)。最近いろんなランキング(『好きな芸人・嫌いな芸人ランニング2017』やテレビ局関係者が選んだ『使いたい芸人』など)にも入ってるようですし。そういう意味では僕らが変わったというより、皆さんが変わったんでしょうね」

伊達 「(笑)。『今後の目標は?』とか、よく聞かれますが、特にないんですよ。唯一あるのが『継続』で。どうにかこの世界にへばり付いていければなと。これからもネタをしっかりやって、高感度を崩さずに、ね?(笑)」

富澤 「そういう意味では、この番組を見てほしいんですけど、半面、見てほしくないというのもあり。ヒドイところがたくさん出てますから」

伊達 「サンドウィッチマンとしてキチンとしたコントがある中、即興でやることこんなふうになっちゃうんだよ、という部分を分かってほしいです。逆に、そういうダメな部分も込みで楽しんでいただきたいですね」

富澤 「ダメすぎてキライにならないでほしいです(笑)。というわけで、avex新本社内でのロケに行ってきます!」

【プロフィール】 
サンドウィッチマン
1998年、宮城県仙台市の高校で同級生同士だった伊達みきおと富澤たけしがコンビを結成。2007年にM‐1グランプリ王者になりブレーク。09年からは毎年、単独全国ツアーを開催。11年3月の東北ロケ中に東日本大震災が発生。その後、何度も被災地を訪問しサポート活動を行っている。昨年10月には、結成20年目を記念した初のロンドン公演も開催。
<公式サイト>http://grapecom.jp/
【番組情報】
dTVバラエティ「サンドウィッチマンのぶらり即席コントの旅DX」
配信中
サンドウィッチマンの2人が東京23区制覇を目指し、毎回ゲストと共に各区の街を訪れる。突然、鳴り響くホラ貝の音を合図に即興コントをしなければならないのがロケのルール。今回の「サンドウィッチマンのぶらり即席コントの旅DX」では、未公開映像を追加したデラックス版として全12話が配信される。なお、dTVでしか見ることのできない「特別回 エイベックス本社ビル編」は2月15日から独占配信スタート。

ゲスト:#1 井戸田潤(スピードワゴン)/#2 じゅんいちダビッドソン/#3 小峠英二(バイきんぐ)/#4 江上敬子(ニッチェ)/#5 児嶋一哉(アンジャッシュ)/#6 柴田英嗣(アンタッチャブル)/#7 飯尾和樹(ずん)/#8 三四郎/#9 東京03/#10 ベッキー/#11 柳原可奈子 #12 カンニング竹山
<番組特設サイト>https://video.dmkt-sp.jp/ft/s0005405
<特別回予告動画>https://youtu.be/DLC_z66o4hg

取材・文/橋本達典 
撮影/尾崎篤志

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