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ライアン・エッゴールドが来日! 人気海外ドラマ「ブラックリスト」の魅力は“人間ドラマ”にあり!!

 2013年の全米放送スタート以来、視聴者からも批評家からも熱狂的に支持され、主演のジェームズ・スペイダーが2年連続でゴールデン・グローブ賞にノミネートされるなど、高い人気を誇る海外ドラマ「ブラックリスト」。“犯罪コンシェルジュ”として世界中に犯罪者ネットワークを張り巡らせ、自らも国際的な最重要指名手配犯である謎の男、レッドことレイモンド・レディントンが、FBIの有能な女性捜査官、リズことエリザベス・キーンとコンビを組んで、巨大な悪の陰謀に立ち向かう異色のアクション・サスペンスドラマだ。そのシーズン5の日本初上陸を前に、リズの夫・トムを演じている俳優、ライアン・エッゴールドが来日を果たした。

 これが2度目の来日となるライアン。前回の来日でも単独インタビューをした筆者だが、実は彼に取材するのは出世作「新ビバリーヒルズ青春白書」のセットビジットを含めて、今回が3度目だ。大の日本びいきでもある彼は、「おはようございます!」と日本語で元気よく挨拶しながら登場。爽やかな笑顔は以前と全く変わらない。テレビで見る以上にハンサムだ。先ごろ全米で劇場公開された初監督映画「Literally, Right Before Aaron」(日本公開未定)では、脚本とプロデュースも兼ねているが、インタビューのコメントからも思慮深さと知性がひしひしと感じられる。そんな彼に、番組の魅力やシーズン5の見どころを語ってもらった。

──約2年ぶりの来日ですが、久しぶりの日本はいかがですか?

「また戻って来れて本当にうれしいよ。だいたいの土地勘もついたから、電車や地下鉄を使って移動もできるようになったし、前回よりもずっと日本に慣れたと思うよ」

──(取材直前の)土曜と日曜はオフだったそうですが、どのようにして過ごされましたか?

「土曜日は渋谷で趣味のレコードを買いあさって、新宿のロボット・レストランで食事をして、その後はバーをいくつかはしごしたんだ。日曜日は電車で河口湖まで行って、湖畔の旅館で富士山を眺めたり、ゆっくり温泉に浸かったりした。パーフェクトな日本の週末を過ごせたね」

──競争の激しいアメリカのテレビ界で、「ブラックリスト」が高い人気を集めている理由とは?

「この番組は基本的にはミステリーだよね。あちこちに散りばめられた謎が、あたかもパズルのピースを埋めていくかのごとく、シーズンを追うごとに一つ一つ解き明かされていく。それが大きな醍醐味(だいごみ)であることは間違いない。でも、ストーリーの本質に目を向けると、これはお互いにつながりを持とうとする人々の物語であって、そんな登場人物たちに視聴者は共感を覚えるんだ。なぜなら、人間というのは誰もが他者とのつながりを求めるものだからね。そうした人間ドラマが人気の理由なんだと思う」

──それは具体的にどういうところでしょうか?

「そうだね、このシリーズのストーリー展開で僕がいつも驚かされるのは、この人とこの人が組むんだ?という思いがけないコンビ関係なんだ。例えば、トムとレスラー捜査官が一緒に小屋へ立てこもって戦う展開は意外だったし、クーパー本部長がトムに極秘任務を任せたこともあるよね。そうしたことによって、彼らの間に信頼関係や絆が生まれていくんだ」

──この作品はモラル的にグレーゾーンが多く、どのキャラクターも善悪で割り切れないところがあります。こうしたダークなドラマが近年増えているように感じますが、なぜだと思いますか?

「それが現実だからだと思う。僕らの人生そのものがグレーゾーンなんだ。完璧な人間なんていないから、誰だって良いことも悪いこともするし、愛する人のため正しいことをしようとして過ちを犯すこともある。そういう人間くさいキャラクターに、多くの人が親近感を抱くんじゃないのかな」

──トムもまさにそういうキャラクターですが、あなた自身は彼に共感できますか?

「共感できる部分とできない部分の両方がある。そもそも、僕は彼みたいに暗殺者の訓練を受けたことがないしね(笑)。シーズンを重ねるごとに、彼は優れた暗殺者から優れた人間へと成長してきたと思う。それまで他人とは距離を置いて孤独に生きてきた彼が、周囲の人々と心を通わせ愛情を持つようになっていく姿にはとても共感できる。そんな彼の成長を長きにわたって演じることは役者みょうりに尽きるね」

──前シーズンでは、レッドがリズの実の父親であることが判明しました。その事実は今シーズンのストーリーにどう影響しますか?

「実の親子だと分かったことで、リズはこれまでレッドに対して作っていた壁を取り払い、お互いに父親と娘としての新しい関係性を模索するんだ。その過程はとてもユーモラスで、2人の間には仲むつまじい雰囲気が漂う。これまでにない新鮮さがあるね」

──部下のミスター・キャプランに裏切られたレッドはどうなるのでしょう?

「その裏切りでレッドは財産も人脈も何もかも失ってしまったわけだけど、そんなどん底から再びはい上がろうとする。彼ならではの意表を突く巧妙なやり方でね。モーテル暮らしのレッドなんて、想像できなかったからとても面白い。こんなレッド見たことない!ってみんな思うはずだよ」

──そして、トムが受け取ったスーツケースの謎も気になります。

「ミスター・キャプランからスーツケースを預かったトムは、その中に入っている人骨の正体を探ることになる。その結果、彼はレッドが誰にも知られまいと隠し続けてきた真相へとたどり着いてしまうんだ。おかげで、トムはかつてない窮地に追い詰められる。彼の運命がどうなるかにも注目してほしいね」

【プロフィール】 
ライアン・エッゴールド 
1984年8月10日カリフォルニア州生まれ。ドラマ「新ビバリーヒルズ青春白書」シリーズの教師・ライアン役でブレーク。映画「パパが遺した物語」(2015)などに出演。本作のスピンオフ「ブラックリスト リデンプション」でもトムを演じた。
【番組情報】
「ブラックリスト シーズン5」 
スーパー!ドラマTV 
2018年1月30日スタート 
火曜 午後10:00~10:55ほか(二カ国語) 
火曜 深夜0:00~1:00ほか(字幕) 

取材・文/なかざわひでゆき
撮影/中越春樹

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