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樋口新葉選手に「国別対抗戦」初出場の意気込みを直撃‼︎ 「一致団結して、自分の力をすべて出し切って、ベストの点数を出したい!」2017/04/20

樋口新葉選手に「国別対抗戦」初出場の意気込みを直撃‼︎ 「一致団結して、自分の力をすべて出し切って、ベストの点数を出したい!」

 世界ランキング上位6カ国(日本・カナダ・ロシア・アメリカ・中国・フランス)のトップ選手が力を合わせて戦う“フィギュア最強国決定戦” 「世界フィギュアスケート国別対抗戦2017」(テレビ朝日系)が、4月20日(木)から東京・国立代々木競技場第一体育館で開幕!この大会に初出場する樋口新葉選手(16歳)に、団体戦について、そして今シーズンについて語ってもらいました。

── シニアデビューの今シーズン、日本代表として出場した2月の四大陸選手権で9位、3月の世界選手権で11位という成績を残した樋口新葉選手。1年間シニアで戦ってみた率直な感想はいかがでしたか?

「4月までシーズンが続くことが(ジュニアでは)なかったので、オリンピックシーズン前のプレシーズンに、シニアで戦えたことはすごくいい経験になりました。もし(シニア)デビューが来季だったら、バタバタして余裕がまったくなくなっていたと思います」

── 一番ジュニアとは違ったところはどこでしょうか?

「シーズン後半になってくると、試合も2週間に1回とか、1カ月に1回とか、すごく早いペースで行われます。1回試合が終わって日本に帰ってきて、休んでまた練習を始めるっていうピーキングが難しいなと思いました。自分の演技にシーズンを通して波が結構ありましたし…。全日本でもそうですが、1つのミスも許されない、ちょっとでもミスをしてしまうと最終グループに入れないので、本当にそういうところが気持ち的にも(シニアは)厳しいなと感じました」

── 今シーズンは、フリーの『シェヘラザード』など、表現面でも大人っぽい曲にチャレンジしたシーズンでした。

「そうですね、どんな気持ちで滑ったらいいのか、どういうふうに柔らかく表現したらいいのか悩みました。柔らかい表現とか、優しい表情とかが本当に苦手なので…(苦笑)。いい勉強になったシーズンでした」

── 国別対抗戦が今季最後の公式戦になりますが、それまでに重点的に練習したい部分は?

「練習期間も2週間と少ないですし、リンクを貸し切りで練習できる日がないので、集中力のある練習をしたいです。とにかくジャンプでミスをしないような練習と、あとは(気持ちに)余裕をもって練習ができたらいいなと思います。ケガをしそうになったり、痛いところが出てきたりする時期だと思うので、練習はしなくてはいけないけれど、ケアの方もしっかりできたらいいなと思います」

樋口新葉選手に「国別対抗戦」初出場の意気込みを直撃‼︎ 「一致団結して、自分の力をすべて出し切って、ベストの点数を出したい!」

── 団体戦となる国別対抗戦は初出場ですね。楽しみなところはどこですか?

「みんなで一致団結するところ。もっと応援したくなるというか、そういう部分がいいなと思っています。でも自分が失敗すると(チーム的に)ちょっと…って思うので、いい意味でも悪い意味でも緊張します。個人戦ではないので、本当に一人ひとりが頑張って点数を稼がないと、という気持ちになりました」

── 国別対抗戦で一緒に戦う、羽生結弦選手、宇野昌磨選手、三原舞依選手は、樋口選手にとってどんな選手でしょう?

「羽生選手は、(世界選手権で)世界一になったばかりですが、本当に世界レベルのすごい選手っていうイメージしかなくて、そういう部分では安心感というかチームを引っ張っていってくれる選手だと感じています。宇野選手も、本当に安定した演技をいつもしているし、高難度の技とかもすごいなって思います。同じように三原選手もいつも安定していて、そういう部分を尊敬していますし、大きな舞台で力を発揮できている選手だと思うので、自分も見習っていきたいですね」

── 来季はいよいよ冬季オリンピックシーズンです。次はどんなプログラムを考えていますか?

「今シーズン大人っぽい曲を滑ってみて、表現の部分はすごく良くなったのですが、逆にそこを意識しすぎて自分の本来の良さというか、スピードやスケーティングの部分が薄れてきているなと感じています。なので、オリンピックシーズンには、本当に自分が滑りやすいプログラムで、でも今シーズンで勉強したことを生かせるようなプログラムにしたいと思っています」

── 気持ちよくオリンピックシーズンに挑むためにも、今季最後の大会を、笑顔で終わらせたいですね。

「まずは(総合で)200点を超えること。ショートフリーも自分の持っている力をすべて出し切れればベストの点数が出せると思うので、200点とか210点くらいまではいけたらいいなと思います」

 今年で5回目の開催となる「世界フィギュアスケート国別対抗戦2017」には、日本代表として羽生結弦選手、宇野昌磨選手、三原舞依選手、樋口新葉選手、ペアの須藤澄玲選手&フランシス・ブードロー=オデ選手、アイスダンスの村元哉中選手&クリス・リード選手が出場します! 3大会ぶりの金メダルを目指す8選手を、みんなで応援しましょう!

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「KISS&CRY」シリーズは、日本のフィギュアスケーターのみなさんをフィーチャーし、その「戦う」姿、「演じる」姿を合計50ページ超のグラビアでお届けしています。つま先から指先・その表情まで、彼らの魅力を存分に伝えます。また、関連番組TVオンエアスケジュールも掲載。TVの前で、そして現地で応援するフィギュアスケートファン必携のビジュアルブックです。

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