コラム
LINEで送る

福士蒼汰や佐野岳の復活が大反響!
テレビ×映画“仮面ライダー”ならではのオリジナリティー

歴代キャストが当時の姿で登場!作品をつなぎ続け、ファンが熱狂し続ける作品に

テレビを見ていてよく耳にするけど、実際はきちんと知らない(かもしれない…)時事ネタや話題を追いかけ、解説する連載「TVガイド新書」。
歴代主人公たちがオリジナルキャスト復活で話題を集めている映画「仮面ライダー平成ジェネレーションズ〜」に注目し、その真髄に迫ります。

<レジェンドたちが集結 反響の大きさは予想以上>

 今作には、放送中の平成仮面ライダーシリーズ第19作『ビルド』と、8月まで放送された第18作『エグゼイド』の主要キャラクターと、第17作『ゴースト』、第15作『鎧武』、第13作『フォーゼ』、第12作『オーズ』の主人公(『オーズ』は主人公の相棒も)が登場。歴代主人公たちはオリジナルキャストが演じる。彼ら”レジェンド”の出演を告知したツイートは、東映映画公式Twitterアカウント史上最高のリツイート&いいね数を記録した。今作及び『ビルド』『エグゼイド』のプロデューサーである大森敬仁氏は、「本作の映像が初公開されたイベントに同席していたのですが、ファンの方々の歓声に鳥肌が立ちました。予想以上だった」という。

 タイトル通り、今作は『平成ジェネレーションズ』シリーズの『FINAL』になる。昨年12月公開の『仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライダー』は、レジェンドの白石隼也、竹内涼真の客演が話題を集めた。

「今年もレジェンド、できれば最近ライダー関連の作品に出ていない方々に客演していただきたいと思い、歴代作品のプロデューサーに協力してもらいつつ、お声がけをさせていただきました」

 撮影の日程調整を含め、レジェンドへの橋渡し役は、『ゴースト』のチーフプロデューサーで、『オーズ』『フォーゼ』にも関わった高橋一浩氏が務めたという。

「高橋さんは各作品のチーフプロデューサーと相談して、レジェンドたちをどんなシチュエーションで登場させるとファンの方に喜んでいただけるかとか、いろいろアイディアも出してくれました」

 レジェントたちが撮影現場に立ったときは、「1年間ヒーロー役をまっとうした役者が持つオーラ」を感じたという。

「ひとつの役を演じきった上で、その後のキャリアを積んでいる方たちだから、なおさら感じるんでしょうね。福士蒼汰くんや三浦涼介くんが、本放送当時の髪型に戻してくれたのもありがたかった。役に対する真摯な姿勢に感動しました」

<テレビ本編とのリンクで映画がより味わい深く>

 脚本は『ビルド』『エグゼイド』それぞれのメインライターである武藤将吾、高橋悠也両氏が共同で手がけた。ストーリーは、8月に公開された映画『仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング』の結末を受けてのもの。同作のラストで、ビルドがエグゼイドの成分を奪い、エグゼイドは変身能力を失った。

「ビルドの登場をインパクトあるものしたくて、あのラストにしました。ビルドが成分を奪ったのは、先々の”何か”に必要な正義目的のためという事だけは決めてましたが、具体的には決めていませんでした。結果として、その”何か”が今回のストーリーの軸になったという(笑)」

 ストーリーは当然ながら、放送中の『ビルド』本編ともリンクする。11月中に万丈龍我が初変身する”2号”の仮面ライダークローズと、レジェンドライダーたちとの出会いと共闘も見どころのひとつだ。

「武藤さんが大元の構成を考え、高橋さんが初稿を書いて、武藤さんが肉付けをして、という形で台本が出来上がっていったんですが、武藤さんが『ビルド』の深い話を組み入れてくれて、ひとつ芯が通った。『ビルド』の物語は現在進行形で展開されていますので、テレビ本編を見ていただくと、映画がより深く味わえます。本編放送中に、テレビで活躍するライダーを中心に置いた映画を公開するのは、ほかの番組にはできないことなので、その強みは活かされるべきだと思いますし、活かす作り方をしています」

 毎年テレビ放送を続け、複数作品がクロスオーバーする映画を公開することは、シリーズを継続して視聴するファン層の開拓、定着にもつながっている。本編のメインターゲットである児童とその親とは異なるファン層であり、彼らは今回のような歴代キャストの出演に敏感に反応して声を上げ、それが作品への注目につながる。彼らの反応に接すると、「続けることは大事だなと実感する」そうだ。なお、映画の時系列は、本編14話(12月10日放送)の後になるそうだ。

 「でも9日の公開日にご覧になっても、理解できない要素はほぼありません。なので公開日にご覧いただき、翌日のオンエアを見た後にもう一度劇場に足を運んでいただきたいです(笑)。さらに言えば、年内放送分(第16話まで)を見た後だとまた違った味わいになるので、年始に時間が空いたときにもう一度ご覧になってくださるとありがたいですね(笑)」


映画情報
「仮面ライダー平成ジェネレーションズ FINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー」
12/9(土)公開
●全国東映系にて公開

戦兎(犬飼貴丈)と龍我(赤楚衛二)は謎の敵・カイザーに急襲され、龍我は平行世界移動装置へ放り込まれる。龍我が目を覚ますとそこは、スカイウォールのない世界だった。一方、人々を襲うネビュラバグスターへの対応に追われる永夢(飯島寛騎)らは…。
●今作に登場するライダー
仮面ライダービルド(‘17年~)
記憶喪失の天才物理学者・桐生戦兎(犬飼)がビルドドライバーとフルボトルで変身。3つに分断された日本の首都のひとつ東都で謎の組織ファウストと戦う。
仮面ライダーエグゼイド(‘16年~’17年)
研修医(今作では小児科医)であり天才ゲーマーの宝生永夢(飯島)がゲーマドライバーとガシャットで変身。ゲームウイルスのバグスターと戦った。
仮面ライダーゴースト(‘15年~’16年)
命を落とし(のちに復活)ゴースト状態になった高校生・天空寺タケル(西銘駿)が、ゴーストドライバーと眼魂で変身。人間界への侵攻を狙う眼魔と戦った。
仮面ライダー鎧武(’13年~’14年)
葛葉紘汰(佐野岳)が戦極ドライバーとロックシードで変身。オーバーロードらと戦った。戦いが終わり、“神”になった紘汰は、地球外の星へ旅立った。
仮面ライダーフォーゼ(‘11年~’12年)
高校生(今作では高校教師)の如月弦太朗(福士蒼汰)がフォーゼドライバーとアストロスイッチで変身。天ノ川学園高校に現れるソディアーツと戦った。
仮面ライダーオーズ(‘10年~’11年)
火野映司(渡部秀)がオーズドライバーとコアメダルで変身。グリードと戦った。メダルは相棒のグリード・アンク(三浦涼介)が管理し、映司に渡していた。
今回、取材したのは…
大森敬仁さん(東映株式会社 映像本部テレビ企画制作部プロデューサー)
「仮面ライダードライブ」(’14年~’15年)で仮面ライダーシリーズのチーフプロデューサーを初めて務める。仮面ライダーシリーズのほか、「獣電戦隊キョウリュウジャー」(’13年~’14年)のチーフプロデューサーも務めた。

Interview=佐藤新

LINEで送る

キーワード

テレビ視聴率ランキング

地上波録画視聴ランキング

BS録画視聴ランキング

スターランキング

PAGE TOP