菅田将暉の「トイレの便座くらい開けさせてよ」

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#03 「歩き方が気になる今日この頃」

「海月姫」(12月公開)の蔵之介役は歩き方も気をつけないといけないので、ウォーキングの先生についてもらって練習をしているんですけど…つい街中で歩く人を見るようになってしまって。普通だったら、歩き方なんて習わないじゃないですか。昔は着物ならではの所作があったから、自然ときれいな歩き方が身に付いたのかもしれないですけど、今だと家で教えてもらうことって、箸の使い方くらい、かな? ちなみに、箸の使い方が残念な友だちが1人います。名前を出しちゃうと、山﨑賢人なんですけどね(笑)。一緒にご飯を食べてると、見事なくらいに食べ物が箸から転げ落ちていくんですよ。これがバラエティー番組だったら、賢人には笑いの神が降りてきてるって、誰もが思うでしょうね。…あれ、何の話でしたっけ? あ、歩き方でした。

 その、現場で習っている美しく見える歩き方を説明しますと、脚の間隔を狭めることで骨盤を前に出し、後ろの足を浮かせて、くるぶしの方に脚を摺り寄せる…というのが一連の動作になっているんですね。これを左右で交互に繰り返すんですけど、膝と膝をくっつけて歩くだけで、すごくキレイに見えるんですよ! 渋谷の街中を歩いている女子高生たちに教えてあげたいくらい(笑)。そうやって歩けば骨盤にいいから健康的だし、キレイに見えるよって。

 それに、ちゃんと歩けるようになると、体全体が整ってくるんですよね。そうすると、体の構造って連動しているから内臓の働きにも好影響があらわれる。その辺り、自分でも変化を感じていて。まず、あまり疲労を感じなくなりました。芝居をしている時に限らず、電車に乗っている時、階段を上る時、坂道を下っている時…ふだんからちゃんと歩いていると、だんだんしんどくなくなってくるんですよ。逆に「あ~、しんどい」って猫背で歩く方が、かえって疲れちゃうんだなってことがわかりました。

 ちゃんと骨盤を使って歩くって、言ってみればマッサージをしながら歩いている感覚ですね。自分はダンスをやっていたので、もともと腰周りが動く方なんですけど、骨盤を使って歩くことによって体内の筋肉も発達していくので、疲れにくくなるというのは理にかなっているんです。ただ、一方ではこれを知っちゃった以上、ヘンなふうに女性の歩き方を見るようになっちゃいそうで、ちょっとマズイかなという気持ちもあって。元来、そんなことは気にしなくていいはずなのに、なまじキレイな歩き方を知っていることで見え方が変わってしまう、みたいな。

 コンタクトをつけた時に思ったことと一緒なんですけど、見え過ぎてしまうというのも、考えモノかもしれませんよね。見えなくてもいいところまで見えてくるっていうのもあって。まだ自分でコントロールできるほど器用でもないですし…。何にしても、気にし過ぎないようにしようと思っています。じゃないと、「最近、俺はいったい何をしている人間なんだろう?」って、また本来なら考えなくてもいいことで悩んでしまいそうなので(笑)。

Masaki's shot
「海月姫」の撮影でつけた、黒目を縁取るタイプのコンタクト。目の表情が無になり怖い写真です。


構成/平田真人 撮影/田子芙蓉 ヘアメイク/SHUTARO(vitamins) スタイリング/伊藤省吾
衣装協力/エヌフォー(エヌフォー・サテライト・トウキョウ)、ヴィクティム(ホワイト ギャラリー)
イロコイ(イロコイ ヘッドショップ)
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