コラム
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take158「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」

映画界のジンクスを打破した懐かしい第1作をいま一度

 ハリウッドで根強い、“海賊映画にヒット作なし”という悪しきジンクスを打ち破り、時代を超えたヒット作となった「パイレーツ・オブ・カリビアン」の第1作。今や懐かしい作品の魅力を改めてひもとくと…。

 18世紀のカリブ海。港町、ポート・ロイヤルに住む総督の娘、エリザベス(若くて首筋が美しかった頃のキーラ・ナイトレイ)は幼少期、海賊船に襲われ漂流する英国船に乗っていた美少年、ウィル・ターナーの首にかけられていた金のメダルを今も大切に保管している。そんなとき、“ブラックパール号”に乗ったキャプテン・バルボッサ率いる海賊軍団がメダルを狙ってエリザベスを誘拐。たくましく成長したウィル(まだアイドルだった頃のオーランド・ブルーム)は、幽閉の身だった“ブラックパール号”の元キャプテン、ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ!!)と手を組み、エリザベスの救出へと乗り出す!!

 以上、文字にしただけでもイメージが湧き上がる海洋アドベンチャーとしてのストーリーライン、先が読めない展開と、ドミニカ共和国など、実際にカリブ海沿岸でロケが行われたクルージングムービーとしての楽しさ、元々のイメージソースだったディズニーランドの人気アトラクション“カリブの海賊”との連動(アトラクションに劇中のセリフがプラスされる等)と、この第1作にはかつての海賊映画が往々にして孕んでいた古臭さを一新するヒット要素が満載なのだ。

 中でも、それまでの性格俳優のイメージを覆し、さまざまな文献をひもといた上でロックンローラー海賊・スパロウを誕生させたジョニー・デップの貢献度は絶大だ。何しろ、海賊役でオスカー候補入りした俳優は彼以外には思い当たらないのだから。(日本での興行収入:68億円)

<映画うわさの真の相>
公開間近の最新作にはおなじみの顔が再集結 中身も評判上々だ!

 7/1(土)公開の最新作「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」では、スパロウと宿敵、サラザールの因縁の対決を軸に、ウィルの息子、ヘンリーやバルボッサ等の運命が絡む。キーラ・ナイトレイ、オーランド・ブルーム、バルボッサ役のジェフリー・ラッシュ等、おなじみの俳優たちが再集結して、屈指の出来栄えとの前評判だ。

【映画情報】
パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち Pirates of the Caribbean : The Cures of the Black Pearl(03年米)

6/17(土)
フジテレビ系 午後9:30~11:40
 賊の亡霊にさらわれた美女を救出に向かう青年と一匹おおかみの海賊。ディズニーランドのアトラクションをもとにした海賊映画。18世紀、カリブ海沿岸の植民地。一匹おおかみの海賊ジャック(デップ)が捕らえられ監獄に入れられる。その夜、海賊船が町を襲い総督の娘エリザベスを誘拐した。彼女に思いを寄せる鍛冶屋のウィル(ブルーム)はジャックを脱獄させ、2人で海賊船を追跡する。

監督:ゴア・バービンスキー
出演:ジョニー・デップ オーランド・ブルーム キーラ・ナイトレイ ジェフリー・ラッシュ ジョナサン・プライス ジャック・ダベンポート

Text=清藤秀人



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