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あの“変なおじさん”が東京にやってきた! 「ひよっこ」峯田和伸に直撃インタビュー

 これまで個性豊かで魅力的な人物がたくさん登場しているNHK連続テレビ小説「ひよっこ」。皆さんの気になる人物は誰ですか? 先日の第13週・第77回の放送では、とうとうあの人が東京にやって来ましたね。彼がこよなく愛するザ・ビートルズの来日を知り、居ても立ってもいられなくなって茨城からバイクで上京しちゃったあの人。そう、イギリスかぶれ(?)のちょっと変わった風貌で、変なバイクに乗っていて、いつも谷田部家を気にかけてくれる谷田部みね子(有村架純)の叔父・宗男おじさんです。宗男といえば、初登場(第1週)時にナレーションで“変なおじさん”と紹介され、放送スタート当初から「あの人は何者?」と話題になっていました。その小祝宗男役を演じていらっしゃるのが峯田和伸さん。峯田さんはロックバンド・銀杏BOYZのメンバーです。ミュージシャンとしてだけでなく、役者として活動の幅を広げている峯田さんに、役への思いや撮影秘話などを伺いました。

──朝ドラに出演が決まった時のお気持ちは?

「親にすぐ電話しました。(脚本が)去年、NHK BSプレミアムでドラマ(「奇跡の人」)をやらせてもらった時と同じ岡田(惠和)さんだったのですが、去年の今ごろの「奇跡の人」の撮影段階では何も聞いていなかったので、うれしかったですね。びっくりしてとりあえず親に電話しましたが『うそばっかり言ってるんじゃない』って言われました(笑)」

――岡田さんとはどんなお話をされますか? 役については何か言われましたか?

「(岡田さんとは)去年のドラマの時にいろいろな話をしたのがきっかけで、僕も映画やドラマが好きだし、共通の話題…音楽とサッカーと、そんな話でいつも盛り上がります。(今回の役については)台本が出来上がる前に『1960年代が舞台で、ちょっと変わった役で、ビートルズが好きな役なんだけど、また面白い感じでやってもらえませんか』と言われました」 

――宗男の魅力は? “変なおじさん”と言われることについてはどう思われますか?

「(宗男は)明るくて、いるだけで面白い人。僕はもともとそういう人間ではないような気がするので、やりがいがあるんです。若い頃に戦争体験があって、その裏打ちがあってからの、『僕はこう生きていくんだ』という男の覚悟、そういうところはとても魅力的でやりがいがありますね。(“変なおじさん”と言われることは)『やったー!』と思います。話題になるならどんな言い方されてもいいです。僕ではなく言われているのは宗男さんなので、僕とは関係ないですから(笑)」

――演じるうえで気を付けていること、印象的なシーンやセリフはありますか?

「本当に申し訳ないですけど、自分は与えられた役が弁護士など堅い仕事の役だったらできないと思うんです。僕は役作りができないので、やれる役は限られていて。なんでも役をこなせる方は職業欄に“俳優”と書けると思うのですが、僕は区役所に行っても絶対に“歌手”と書くと思うんです。プロの役者ではないことは十分自覚していて、限界を知っているんです。このセリフは普通の役者さんはこんな感じで言うだろうけど、自分は無理なのでこんなふうに言えればいいかなと、なるべく自然に言えたらいいなというのがあります。そういうのを岡田さんやプロデューサーも求めていらっしゃるのかなと思います。印象的だったのは、(第13週の)ロケのシーンで、あるセリフを大声で言うシーンがあったのですが、そこはやっていて震えました。それまでの宗男の隠していた部分を、そのシーンでは取っ払って心から叫んでいる気がして、台本を読んだ時からここは面白そうだな、面白くできそうだなって思っていました。それがうまい感じで出てきたので楽しかったですね」

――ヒロインの有村架純さんの印象は?

「有村さんは優しくて、ここでは伝えられないくらいです。半年以上も撮影していて気も張っているはずですけど、カメラが回っていない共演者の方たちといる時は、決して『疲れた』とは言わないし、逆に僕に『ちゃんと寝られてますか?』って気にかけてくれたりして、本当にすごいなって思います。彼女がみね子役でよかったなって思いますね」

 宗男が登場すると、谷田部家が、そしてストーリーがいつもパッっと明るくなって、見ている私たちも思わず笑みがこぼれてきますが、お話をしてくださった峯田さんも、宗男と同じようにその場を和ませてくれるすてきな雰囲気の持ち主でした。

 そんな峯田さん演じる宗男おじさんの動向が気になる第14週(7月3日~8日放送)。ビートルズ来日に合わせて宗男が上京。みね子が働く赤坂も、ビートルズの来日で盛り上がっていました。そんな中、牧野鈴子(宮本信子)らにあんみつをふるまい、公演の警備員600人分の弁当作りを安請け合いしてしまったことを白状する柏木一郎(三宅裕司)。公演前夜、あかね坂商店街総出の赤飯作りが始まり、柏木堂の親子と福翠楼の夫婦、あかね荘の住人たち、さらには滞在中の宗男がすずふり亭に集まります。米が蒸し上がるのを待つ間、牧野省吾(佐々木蔵之介)が宗男に「戦争中はどこにいたのか」と尋ねると、そこで語られた戦争体験は、ビートルズへの思いにつながるものでした。島谷純一郎(竹内涼真)は宗男の熱い気持ちを知って、ある行動に出ます。そして公演初日、宗男の妻・滋子(山崎静代)が突然、すずふり亭に現れます。あわてて逃げようとする宗男に、滋子は意外なものを手渡し…。

 宗男がいつも笑っている訳とは? 宗男の胸に秘めた思いとは? そして、宗男を追ってやって来た滋子の思いとは? みね子の父・実(沢村一樹)の行方やみね子の恋の行方はもちろん気になるところですが、宗男の魅力がギュッと詰まった第14週、いつも以上に要チェックです。

NHK担当 Y・S

【番組情報】

連続テレビ小説「ひよっこ」 
NHK総合 
月~土曜午前8:00~8:15ほか 
NHK BSプレミアム 
月~土曜午前7:30~7:45ほか

 
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